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- 大勝利も怪我人続出で緊急事態!ピンチをチャンスに変えて、次なるスターの誕生がライナーズ救うと予言
スコア以外は満足のいかない試合。ライナーズサイドから見れば、そんな戦いだった。
先制点を取るのに時間を要し、シーウェイブスのキープレーヤーに走られ、気の抜けたプレーからトライにつなげられ、前半終わって19-14。ファンを含めてチーム全体が「ヒヤヒヤした」と振り返る僅差になった。
後半は一転トライを量産する。初出場の14木村や売り出し中の11片岡がらしさを見せ、終わってみれば61-21。3本のトライを許したものの、ライナーズが力差を示した。
大きな衝撃は、マシレワの負傷だ。前半なかなか勢いのつかないチームで、スピードに乗りつつステップを切る際に足に力を加えられたか。しばらく動けず担架での退場は「今季は無理なのかも」と多くの人を不安にさせている。詳報が待たれる。
続けてツポウとトムソンも負傷で早々に離脱。
そして最も痛いのは、試合終了間際にタファに出されたレッドカードだろう。申し開きのできない危険なタックルを犯し、ライナーズは14人での戦いに。そして、レッドカードは今後数試合の出場停止を伴うのが慣例だ。今回のケースは、最大4試合が予想される。これが何より痛い。
ホスト&ビジターでの戦いは、これで1回戦の5試合が終了。まずはこの時勢で1試合の中止もなく開催できたことを喜びたい。
ディビジョン2の6チームのうち、ディビジョン1との入れ替え戦に挑めるのは上位3チーム。1位で通過するためには、開幕節で敗れているダイナボアーズに勝たなくてはならない。折り返しとなるホストでダイナボアーズと戦うのは、3月12日。けがが多いスポーツで、戦力のマネジメントは重要だ。
3月12日をターゲットにし戦力を集中させたかったはずだが、この試合を境にやり方を変えていかなければならなくなった。
多くの課題が表出したライナーズだが、勝ったことには変わりはない。トップチャレンジ時代を含めてここ数年負けたことのないシーウェイブスにしっかり大差で勝点5を得た事実は大きい。
リーグ戦残りの5試合は、一線級の戦力は揃わなくとも勝点を積み上げていけることを証明してほしい。そして、今まで出場機会の少なかった選手たちの躍進にも期待したい。
マシレワを欠いてもライナーズには竹田も野口もいる。南藤も怪我から復帰するだろう。スピードを期待するなら、髙野の活躍にも期待したい。
ツポウが休んでいる間はかつてのゴールデンルーキー菅原に注目したい。横井、丸山も1クラス上の選手になるチャンスでもある。
ロックの2人、トムソンとタファの離脱は大きな影響を与えるのは確実で、まずはカパとワクァが試合に出続けることになるだろう。その中で、松岡の復帰と尾上の覚醒に期待したい。
緊急事態にチャンスを掴んだ新たなるスターがファンを熱狂させる。チームをより好きにさせるのは、そんな劇的なストーリーだ。
次戦。3月6日はスカイアクティブズ広島戦。誰が掴み取るのか、楽しみにしたい。
Photographer KRPU新屋敷こずえ
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