謎のラグビー発信者「ターヒドさん」が週刊ひがしおおさかに寄稿してくださる連載はもう5回目。
x(旧Twitter)やnoteで試合や選手にまつわる膨大な投稿で今もっとも注目されるラグビー発信者が、関西大学リーグの注目選手を週刊ひがしおおさか読者の皆さんにお届けしています。
今回は、10月20日(日)に行われた2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第4節の4試合から1人(2人の試合もあり)ずつ、今後も注目したい選手をピックアップいただきました。
ターヒドさんの人となりを知りたい方は、編集長前田とYoutubeでコラボしました↓のでそちらを。
前回のピックアップ選手はこちら↓
ターヒドさんのX:@tahid_rugby
ターヒドさんのnote:https://note.com/tahid_rugby/
はじめにターヒドさんより
第4節は京都産業大学、天理大学、近畿大学が流石の実力で快勝を収め、摂南大学のアタックも光りましたが、勝ち切った関西学院大学も素晴らしかったです。今回は各試合からピックアップしました。上位校同士、そして、連敗中のチーム同士の対決が控える終盤戦が楽しみでなりません。
関西学院大学 vs 摂南大学
勝利まであと一歩に迫った摂南大学において、リーグ初先発となったFL三羽了(2年、報徳学園)が躍動した。
試合終盤まで落ちない運動量で力強いボールキャリーを連発。チームに勢いをもたらして推進力のあるアタックの実現に貢献した。
この試合は高校時代に主戦場としたFLでの先発だったが、大学ではHOにも挑戦している。春季トーナメントの同志社戦では2番を担った。
今季はコンスタントに出場を重ね、開幕戦に途中出場しリーグデビューを果たした。
報徳学園では3年時に同校史上最強といわれたチームで主力を張り、選抜大会での優勝、花園での初の決勝進出に大きく貢献。当時から突破力とワークレートの高さは際立っていた。
昨季の上位校に肉薄をみせながらも、チームは4連敗中。シーズン終盤で巻き返しを図る。同じくリーグ初先発を果たしたNo8川北陽太(2年、石見智翠館)らとともにこれからの摂南FWを牽引する存在へ。
関西大学 vs 天理大学
POMに輝く活躍で、天理大学の快勝に貢献したルーキーのCTB山田晟大(1年、常翔学園)。
力強い突破と好タックルを連発して攻守に輝きを放ち、出色の出来を披露。高い決定力で4トライをマークするとともに、推進力のある働きで味方のトライに寄与するプレーもみせた。
第2節同志社戦に先発してリーグデビューを果たすとそこから3試合連続でスタートを担い、高いパフォーマンスを維持している。
今季は春季トーナメント3位決定戦近畿戦で先発を果たすと、夏の練習試合明治戦や帝京戦でもスタートを務め、その実力を示した。攻守に前に出る力は秀逸で、ルーキーとは思えない働きぶりを披露。
高校時代は3年時に予選決勝で敗れて花園出場を逃すなど目立った戦績はないが、現在、関西リーグで最も輝きを放つ1年生といえる存在。前回ピックアップした和田雄翔(2年、四日市工業)と組む両CTBは脅威。シーズン終盤に向けて、その躍動から目が離せない。
近畿大学 vs 同志社大学
タレント揃う近畿大学BK陣に新たな戦力が登場。ともにリーグ初先発となった2人の2年生、CTB松山拓斗(2年、関大北陽)とWTB六川統和(2年、名古屋)が攻守に光るプレーを披露し、チームの快勝に貢献した。
松山は持ち味のディフェンス力を発揮し、好タックルを連発して相手を封じた。31分にはSO中村の好パスから防御網を突破してトライもマーク。
六川は推進力のあるランニングでチームに好機をもたらし、自らも60分にトライを挙げた。リーグデビューとなった前試合の摂南戦では試合終盤に得意のハイボールキャッチからトライに寄与。互いにジュニア戦などでのアピールを経て、リーグでの活躍を実現した。
ともに高校時代は花園出場に届かなかったが、松山は高3時の花園予選決勝で好ディフェンスをみせ、六川は全国セブンズや国体でスピードのあるランを披露するなどその実力は確かだった。
上位校との対戦が待つ終盤戦。ニューフェイスのさらなる躍動に期待したい。
京都産業大学 vs 立命館大学
京都産業大学の核であるシオネ・ポルテレが欠場したNo8にて、抜群の存在感を放った平野龍(3年、札幌山の手)。リーグ初先発となったゲームで、POMに輝く活躍を披露してチームの快勝に貢献した。
推進力のあるキャリーで体を当て続け、アタックにモメンタムを生んだ。何度となく接点に顔を出し、高いワークレートで仕事を遂行。
今季は春季トーナメントで全3試合に先発するなど頭角を現し、夏の練習試合でもスタートを担うなど実力を示してきた。リーグでは開幕から途中出場を続け、迎えたリーグ初先発だった。
大阪府中学校選抜に選出されるなどジュニア時代からの有望選手で、高校は札幌山の手に進学。2年時からNo8で主力に定着し、攻守の要としてチームを支えた。
ダイナミックなキャリーで突破口を切り開き、激しいタックルやジャッカルでディフェンスでも体を張る。
選手層の厚いチームにおける激しいポジション争いなか、実力を示し続けたい。
第4節ターヒドさんのベスト15
最後に、ターヒドさんがXで公開している関西大学ベスト15(第4節)を貼り付けます。
🏉関西大学Aリーグ🏉
✨個人的、第4節 BEST15✨
PR 曽根隆慎(京都産業大4)
HO 平生翔大(関西学院大4)
PR 稲場巧(近畿大4)
LO 大西一平(天理大3)
LO ソロモネ・フナキ(京都産業大4)
FL 川越功喜(天理大2)
FL 三羽了(摂南大2)
No8 平野龍(京都産業大3)
SH 渡邊晴斗(近畿大2)
SO…— ターヒド 🏉ラグビー情報発信🏉 (@tahid_rugby) October 22, 2024
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