ターヒドさんが選ぶこれからも注目したいピックアッププレイヤー解説 10月19日2025ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第4節前半編
- 2025/10/22
- ラグビー
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ラグビー的ネット空間で良質なテキストを発信するインフルエンサー「ターヒド」さん。Instagram、X、noteなど様々なメディアを駆使し試合や選手にまつわる細かな発信を続けます。特筆すべきはその情報量で
「この人寝てる暇ある?!」
と多くのファンに心配されています。
ターヒドさんがどんな方か知りたい方は、先日YouTubeでコラボしました↓のでそちらを。
週刊ひがしおおさかでは、そんな稀有な発信者さんに昨年に引き続き記事を寄稿いただくことに。
2025ムロオ関西大学ラグビーAリーグの試合からピックアップして、注目していきたい選手を紹介いただきます。
ターヒドさんのInstagram:https://www.instagram.com/tahid_rugby/
ターヒドさんのX:@tahid_rugby
ターヒドさんのnote:https://note.com/tahid_rugby/
はじめにターヒドさんより
第4節(10月19日開催分)の2試合は、天理、近畿ともに前半にリードを許しながらも後半に突き放して勝ち切りました。天理は開幕4連勝で連覇へ前進し、近畿は今季2勝目で大学選手権出場に望みを繋ぎました。立命館、摂南は互いに健闘をみせましたが初勝利ならず。リーグももう折り返しとなり、一層に目が離せません。
井上 晴嵐(近畿大学)
今季、アタックの核となっているのはCTB 井上晴嵐(3年/近大附)だ。スピードと強さを備える突破力は脅威で、その質は大学ラグビー界随一。
リードを許す苦しいゲーム展開でFW陣が後半にスクラムにて流れを呼び込むなか、後の連続アタックから高い決定力を発揮し、チームに勝ち越しをもたらす2トライをマークした。落とせないゲームで持ち味を示して勝利に大きく貢献。

アタックの中心、13井上。
今季は4月の関西セブンズで持ち前のラン能力を発揮し、春季トーナメントでは全試合で先発を担って台頭をみせた。夏の菅平合宿練習試合でも全試合でスタートを張り、高い出来を示し続けて迎えた今秋。開幕戦にてリーグ初先発を果たすとそこから4試合連続で13番を背負い、欠かせない存在となっている。
近大附では3年時に花園予選決勝に進出したものの東海大大阪仰星に大敗。全国的には無名の存在もそのポテンシャルは高く、大学で大きな飛躍を遂げている。
チームは今季2勝目を挙げた。大学選手権出場へ負けられない残り3戦でも大きな存在感を示し続ける。
井上 魁(天理大学)
PR 井上魁(3年/松山聖陵)が備える実力を遺憾なく発揮している。今季はここまでリーグ開幕から4試合連続で3番を背負い、力強いフィールドプレーに加え、活動停止の影響から仕上がりが懸念されていたスクラムでもそれを払拭する奮闘をみせている。
4連勝をかけた立命館戦では、スクラムでの貢献をもちろんのこと、必ず前に出る強烈なキャリーを連発してモメンタムを創出。42分、52分の前進はいずれもトライに結実し、後半の逆転に寄与した。

フィールドプレーでも目立った3井上。
1年時からリーグでの出場を積み、昨季は2試合に先発するもスタート定着はならなかったが、今季は待望の躍動をみせている。
松山聖陵では1年時から主力を担い、近場の力強さと突破力を武器に活躍。3年時には高校日本代表候補にも選出された。高校時代は主にNo8とHOでプレーしたが、大学ではPRで力を示している。
リーグ2連覇、そして、2020年シーズン以来の日本一を狙うチームにおいてこれからも重要な役割を果たす。
久保田創大(立命館大学)
試合には敗れたものの競り合いをみせるチームのなかで、鋭いアタックを連発して存在感を放ったFB久保田創大(2年/筑紫)。
正確かつ飛距離の出るキックも大きな魅力の選手だが、この試合では特にランが光った。相手の防御網に仕掛けるアタックで違いを生み、45分にはつなぎに寄与して最後は内でもらって走り切りトライをマーク。60分にも中盤でこぼれ球を拾って前進し自らのキックを確保してトライを挙げた。

天理大・13山田と競る15久保田。
ルーキーだった昨季はジュニア戦を中心に腕を磨き、今季の春季トーナメントにてA戦公式戦初出場。3試合に先発し、キックやランなど的確な働きで持ち味を発揮してチームの初優勝に貢献した。リーグでは開幕節に途中出場してデビューを果たすと、第2節からは15番に据わる。
筑紫では1年時からFBのレギュラーとして活躍。BKの中核をなし、2、3年時の花園予選は決勝にて東福岡に敗れた。
ここまで4連敗も、確実に向上をみせる。残り3試合、勝利を渇望するチームを後方から支える。
























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