東大阪の顔!ベンチプレス日本チャンピオン 東坂康司

   

今回の東大阪の顔は、HOS花園スタジアムの東坂康司さん。東坂さんは、とある競技の日本チャンピオンなのですが、、、
さて、なんのチャンピオンなのでしょうか??

正解は、ベンチプレス。ベンチプレスって、あの、筋トレでやるベンチプレスです。
ベンチプレスって、競技なの?
勝敗はどうやって決めるの??
など、わからないことだらけ!ということで、色々ズケズケ聞いてきました。

トレーニング中に取材に応じてくださった東坂さん

トレーニング中に取材に応じてくださった東坂さん

週刊ひがしおおさ(以下週ひが)「はじめまして、週ひがの前田と申します」

東坂康司(以下東坂)「はじめまして。HOS花園スタジアムの東坂です」

週ひが「おー、、、すごい筋肉ですね。特に腕の裏と胸」

東坂「腕と胸で上げますからね」

週ひが「上げる、、、ということはやはり何キロ持ち上げるかで勝敗を争うんですね」

東坂「そうです。3回試技をして、より重い重量を上げると勝てるわけです」

週ひが「他競技では、ウェイトリフティングのような」

東坂「そうですね。競技の様子はYouTubeにも上がってますよ」

週ひが「、、、あーホントだ。165kgってすごいなぁ、、、え?

週ひが「日本新記録?」

東坂「はい。日本新記録です。ここ何年かは自分の持っている日本記録を更新しています」

週ひが「も、もしかして東坂さんそのスジではカリスマ的な?」

東坂「どうなんねしょうね(笑)でも、試合会場では僕の本にサインしてくれってたまに言われます」

週ひが「本?!」

東坂「月刊ボディビルディングという雑誌で、トレーニング方法などを連載していた時期がありまして、それをまとめて日本唯一の専門書を出版したことがあります」

週ひが「・・・ホントにカリスマじゃないですか!」

東坂「いやぁ、、、軽量級では第一人者と言っていいかもしれませんが、カリスマというとはちょっと(笑)」

週ひが「でもサインされるんですよね?」

東坂「いや、お断りします。恥ずかしいし、普通に『東坂』て書いても変ですし」

週ひが「僕なら調子に乗って、さらさらさらってやりますよ(笑)」

東坂「勘弁してください(笑)」

試技を見せていただきました。スタート、プレス、ラックの合図で行われます

試技を見せていただきました。スタート、プレス、ラックの合図で行われます

週ひが「失礼ながら、ベンチプレスってものすごくマイナーな競技ですよね。と言うか、トレーニングですよ普通。ベンチプレスという競技をするようになったきっかけはなんですか?」

東坂「僕も出会いはトレーニングでした。17歳の時に水泳をしていて、ウェイトトレーニングの一環として。でも、水泳やめてもずっとトレーニングは続けてて」

週ひが「競技としてですか?」

東坂「純粋にトレーニング、体をつくることにハマってしまったんです。競技があることすら知りませんでした。競技に出会ったのは22歳の時、たまたまその時に通っていたジムにビジターで来られれた方が競技をされていて。大阪大会ならすぐ勝てるよと」

週ひが「いきなりですか?!」

東坂「同時に全国大会の話なども聞いて、日本記録なども知って、、、そんなに上げる奴がいるのか!と熱くなったんですね」

週ひが「それで、大阪大会に出られたんですね」

東坂「はい。競技を知ってから1年後の、23歳の時に137.5kgを上げて優勝しました」

週ひが「すごい逸材じゃないですか!ベンチプレスの新星現る!て感じですよねー!!」

東坂「競技としては初挑戦でしたが、ベンチプレス自体は5年以上やってますから、そうでもなかった気はします。認知度の低い競技ですし、僕のように『ウェイトが好きで続けていた人が大会に出るようになって、いきなり勝つ』という人が定期的に出てくるんです」

週ひが「なるほど。それからは、ベンチプレス界の第一人者として活躍されたわけですね」

東坂「次の年に全日本大会で優勝して、2005年に26歳で世界大会出場」

週ひが「すごい駆け上がりっぷりですね」

東坂「この頃は、、、ベンチプレスが生活の中心でした。ガツガツしてましたね(笑)」

週ひが「世界大会での成績は?」

東坂「2005年が6位です。日本代表に選ばれ、出るだけ出ておこうくらいの感覚でした。2006年は狙いました。表彰台は絶対と1年過ごして2位でした」

週ひが「世界2位?!すごいことですよ、、、強い国ってどこになるんでしょう?」

東坂「ヨーロッパやロシア、アメリカですね。欧米は日本と違って、筋肉や強さに対する評価が高いですからね」

週ひが「マッチョがもてないのは世界で東アジアだけらしいですね(笑)」

東坂「だから世界大会もほぼヨーロッパです。2005年はスウェーデン、2006年はハンガリー」

週ひが「うわぁ、、、それって旅費も滞在費も全部自費ですよね?」

東坂「ヨーロッパは物価も高いですから、1回行ったら数十万です。それより仕事が大変です。最低1週間は休まないといけませんから」

週ひが「選手として以外の環境整備も重要になる」

東坂「僕も2006年に全日本大会で優勝して、2010年にまた優勝するまでは仕事を優先して少しブランクができました。有力選手でも、急に大会にでなくなったり、やめてしまったりする方もいます」

見よ東坂さんの筋肉!

見よ東坂さんの筋肉!

週ひが「でも東坂さんは2010年から4年続けてチャンピオンになっている。また競技者として第一線に復帰された要因はなんなんですか?」

東坂「子どもの存在が大きいですね。僕、今34歳で4歳の子どもがいるんですが、そろそろ僕がやっていることがわかってきて。来年世界大会があるので、そこでナンバーワンになりたいなと思ったんです。『世界一のお父さん』ってなんかいいじゃないですか」

週ひが「それ相当かっこいいですね(笑)では今大きな目標は来年の世界大会ですね」

東坂「もちろんそれもですが、12月6日からフィリピンでアジアチャンピオンを決定するアジア・クラシック・ベンチプレス選手権大会があります。まずはそこで優勝してアジアナンバーワンの称号を持って、来年の世界大会に挑みたいですね」

週ひが「アジアや世界という言葉が自然に出てくるって、すごいことです。是非フィリピンでアジアチャンピオンになってください」

東坂「ありがとうございます。頑張ってきます!」

 

今回の取材、HOS花園スタジアム内で行ったのですが、東坂さんは施設利用者の方から「がんばって!」と声をかけられていました。みんな知ってるんや!

アジア・クラシック・ベンチプレス選手権大会は12月6日開幕。東坂さんの出場する59kg以下級は、7日に行われます。

東大阪からの大声援でアジアチャンピオンの誕生を後押ししたい!そう感じた取材でした。

データ
アジアパワーリフティング協会公式:http://asianpowerliftingfederation.org/

文・写真:前田寛文 @MaechanYK

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編集長 前田

編集長 前田東大阪探検隊隊長・編集長

投稿者プロフィール

特定非営利活動法人週刊ひがしおおさか代表編集長兼東大阪探検隊隊長。
ふとした思いつきからはじめたWEBサイトが、13年。
これからは地域に嵐を呼びます。覚悟しろ!

好きなモノ:花園近鉄ライナーズ、阪神タイガース、競馬、ゲーム、プラモデル、楽でお金になる仕事。
嫌いなモノ:愛、本物

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