摂南大、昨年の雪辱を果たしてAリーグ復帰! 近大は無難に勝利して残留 関西大学ラグビーAB入れ替え戦
12月7日(土)大阪市鶴見区の鶴見緑地球技場で、関西大学リーグAB入れ替え戦が行われました。
第1試合はAリーグ8位の近畿大学とBリーグ1位の大阪産業大学。第2試合はAリーグ7位の関西大学とBリーグ2位の摂南大学が対戦しました。
近畿大学対大阪産業大学
Aリーグ戦全敗で最下位で終わった近大と、Bリーグを全勝し首位で入れ替え戦に挑んだ大産大。勢いにのる大産大が昇格を果たせるか注目されましたが、40-7。近大がAリーグの強さを見せて、手堅く勝利しました。
近大は前半、敵陣で得たペナルティでは全てショットを選択し全て決め、3点を積み上げる手堅い攻め。フォワードが前によく出て、攻守にわたり圧力を掛け続け、ペナルティの獲得につながりました。
大産大も前半は攻めこまれながら、ディフェンスで検討。しかし冷静にアタックする近大に根負けし、自陣でペナルティを重ねねます。要所でのミスも多く、AリーグとBリーグの差が徐々に顕在化。
後半も15分までは、両留学生を起点としたアタックで、大産大が敵陣でプレーしましたが、結局1トライのみ。攻めこまれても近大には余裕がありました。25分ごろからは、大産大の足が止まり始め、近大がトライ量産。
力差を魅せつけて、A残留を決めました。
関西大学対摂南大学
昨年の入れ替え戦で対戦した両校。1年前は関大が勝利しAリーグ昇格を決めましたが、今年は36-10で摂南大が雪辱を果たし、再昇格です。
体の大きさ、コンタクトでの強さ、ディフェンスの早さで摂南大が優位に立ちます。前半の摂南の2トライは、いずれも8トプイ。起点にもなって、獅子奮迅の活躍です。
関大は展開力で攻めましたが、接点で負け、テンポがつかめません。
前半は12対5、摂南大リードで折り返します。
Aリーグの関大がリードされて後半を迎え、スタンドにも緊張感が張り詰めます。しかし後半は一方的でした。
リードしたことで体力的にも精神的にも余力が出た摂南大がトライを量産。ラックでの集散に差が出て、関大は後手に回ります。
結局、一度もリードを許すことなく摂南大が勝利。
留学生2人の笑顔と、キャプテン湯浅の涙でぐしゃぐしゃになりながら仲間に抱きついていた姿が印象的でした。
点差もプレーも、Bリーグ2位の摂南大がAリーグ7位の関大を上回っていました。摂南大の「絶対に関大に勝って、Aリーグに上がる」といった気迫が、関大を飲み込んだ結果です。
文・写真:前田寛文 @MaechanYK
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