強い！！日本選手権出場を賭けて行われているワイルドカードトーナメント（WCT）の1回戦が2月2日（日）愛知県名古屋市瑞穂球技場で行われました。

リーグ戦が終了し、負けたら終わりのトーナメントに突入したライナーズ。相手はトップリーグ7位のキヤノン。10位のライナーズにとって、格上への挑戦となりましたが、41-25と大勝。見事2回戦へと進み、日本選手権へと望みをつなげました。

いつもの声援が届かない瑞穂での試合。試合開始早々、キヤノンに2トライ奪われ0-12となった時には誰しもが「今年もトーナメントでは勝てないのか」と思いました。

ところが、リーグ最終戦から蘇ったライナーズは、ここから猛ラッシュをかけます。17分にPGで12-3とすると、20分には13フェアバンクスがゴールライン前でタックルを受けながらうまく体を回転させてトライを奪い、10-12。一気に追い上げます。

一旦キヤノンにPGで10-15とされますが、今日のライナーズの強さは本物。10重光が重光らしい柔らかいステップでキヤノンディフェンスの間を抜けてトライを奪うと、Gも決まって17-15、逆転に成功しました。

さらに前半終了間際には左に展開してゲインし、フェアバンクスがディフェンスの裏に回った後11リヤンへ。そのままトライを上げ24-15、リードして後半に突入しました。

後半、キヤノンは13ベネット、15橋野のトライで27-25と追い上げますが、ライナーズも32分12吉川の強烈な縦への突破からビッグゲインし、フィニッシュは9金。34-25とし、試合を決定づけます。

最後は試合終了のホーンが鳴ってから15高がインターセプトしてトライ。41-25でキヤノンを圧倒しました。

先制されたものの、追いつき、振り払い、突き放して勝ったライナーズ。今季はずっとフラストレーションが溜まる試合ばかりでしたが、ここへ来てチームが一つになってきました。

さあ次は、花園での大一番。2月8日（土）12時からWCT2回戦でトヨタ自動車に挑みます。勝てば7年ぶり、トップリーガーとしては初めて日本選手権へと出場。

この一年の集大成に、東大阪から大きな声援を！是非花園へお越しください！！

WE ARE LINERS!!

帰ってきた司令塔！やっぱり重光がいないと、ライナーズじゃない！！

文：前田寛文 @MaechanYK
写真：SAKURA Times

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