焼きたてパンがその場で食べられる、パンとカフェの有名店「ヴィ・ド・フランス」。小阪駅から徒歩約2分、商店街の角地に、「ヴィ・ド・フランス 小阪店」はあります。
一見、よくあるチェーン店ですが、お店の柱に近づいてみると・・・「大西製菓店」の看板。
「ヴィドなのに製菓店?」と疑問を抱いていると、「うちは、昔はケーキや和菓子を作って売る製菓店だったんです」と、店長の大西さん。
40以上「大西製菓店」から「ヴィ・ド・フランス」に変わったのは1986年。
「小学生だった僕は、店が新しくなっていくのが楽しみでした。ヴィドになった後は、小阪駅の掲示板に『ヴィドにいます』と伝言が書かれていることも多く、当時の待ち合わせスポットになっていたんですよ」と大西さんは当時を思い出しながら話してくれました。
カフェが併設されたパン屋は現在よく見かけますが、当時としてはかなり画期的だったんです。
現在は、大阪では3店舗しかないフランチャイズの「ヴィ・ド・フランス」として切り盛りされています。
「フランチャイズだからこそ、できることは多いです」と大西さん。
小阪のお客さんに合わせた時間帯にパンを焼いたり、「あのパンもう作ってないん?」と常連さんの声が多かったものは復活させたりと、「地域密着」にこだわります。
もっともっと、地元のお客さんが楽しめるパンを・・・と考えるうちに、作り出されたパンは80種類以上!広い店内に、菓子パン、おかずパン、食パン、サンドイッチ、ケーキ、そして製菓店の名残からか干菓子まで、様々な商品が並びます。
その地域愛は、「東大阪カレーパン会」に登録しているカレーパンにも、詰め込まれています。
ジャガイモやニンジンがゴロゴロで子どもも食べやすい甘めの揚げカレーパン「カリカリカレーパン」と、でスパイシー&ヘルシーで女性に人気の焼きカレーパン「特撰カレーパン」。そして、地域のお祭りやイベント時にしか食べられない幻の特製カレーパン。
地域の人が、色んなシチュエーションで楽しめるカレーパンを作っているんです。
ヴィド小阪店のカレーパンは、地域への想いの結晶なのかもしれませんね。
「小阪は僕の地元だから」との想いから、週ひがでも応援中の「まちゼミ」や「なのはなバル」といった活動にも積極的に参加されています。
「父から、『地域の人を大切にしなさい』といつも言われてきたことを、これからも守り、色々なことに挑戦していきたいですね」と「地域の人が楽しめるパン屋さん」のこれからを語ってくださいました。
店舗データ
店名:ヴィ・ド・フランス小阪店(大西製菓)
住所:大阪府東大阪市小阪本町1-7-6
TEL:06-6721-1455
公式サイト:https://www.facebook.com/ohnishipan
定休日:なし
営業時間:7:00〜20:00
文・写真:@mihorobot
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