ラグビー少年にとって憧れのトップリーグ。今シーズンも熱い戦いが繰り広げられています。ラグビーのまち東大阪は今までに元木由記雄(元神戸製鋼)さんや大西将太郎(豊田自動織機)選手など数多くのトップリーガーを送り出してきました。
二ノ丸友幸さんもその一人。東大阪市花園出身。啓光学園高校(現常翔啓光学園高校)から同志社大学そしてクボタスピアーズでプレーされ、現在は株式会社クボタで勤務されながら数多くのチームでコーチをされています。
そんな二ノ丸さんと関西ラグビーフットボール協会がタッグを組んで開催されたのが「お母さんのためのラグビークリニック」。ラグビースクールの大会・SEINAN ラグビーマガジンカップ2014の開催にあわせ、会場であるJ-GREEN堺にある宿泊施設ドリームキャンプで行われました。ちびっ子ラガーマンのお母さんが応援の合間に参加しやすくという憎いはからいです。
「東大阪の方おられますか?」という東大阪人には嬉しい質問からスタートした講座は、徐々に加速。日本と欧米の違いなどを引用しながら、求められる選手像を説明してくれます。「良きラガーマンとしっかりした社会人の共通点は、自ら考え行動すること」という言葉が二ノ丸さんから出ると、参加者はみなハッとした表情でうなずきます。
考える力を使えるための家庭の注意点なども飛び出し、盛りだくさんの1時間。東大阪のスクールから参加したお母さん(30代)は「栄養やトレーニングの話なのかと思っていが、全然違ってびっくり。素晴らしい講座で、今日から実践していきます 」と満足気でした。
多種多様なコンテンツが、人々の時間を奪い合う現代。社会的に意味をなさないものは、受け入れられなくなっています。ラグビーが、自分で考える子どもを育成するための最良のツールとしてアイデンティティを発揮できれば、ラグビーはもっと多くの人に愛されるはず。それを東大阪から始められたら。そう思った講座でした。
文・写真:前田寛文@MaechanYK
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