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- 近鉄ライナーズの前田監督と一緒に来シーズンを展望してみた
近鉄ライナーズの今シーズンが終了し前田監督に突撃インタビュー。
2014-2015シーズンの新戦力について、突っ込んで聞いてみました。。
–今季日本人の大卒新人選手は4人。中でも、矢次選手が公式戦に出場し、トライも奪いました。
前田 スピードがあって、体幹も強い。何より怪我にも強い。トライが取れるのはいい形でもらえるように、キーになる選手の近くにいい状態でいるからです。良いイメージをしながらプレーをできているので、これから楽しみですね。
–王選手も何度か出場機会がありました。
前田 HOとしてのスローイングやスクラムワークはまだ成長途上ですが、ランニングプレーはすばらしいですから、何度かリザーブで起用しました。
–堀選手、三原選手は怪我があったと聞いています。
前田 2人とも長引く怪我があった。2人とも順調なら、矢次や王に負けない活躍ができたと思います。
–外国人の新人も当たり年と言ってよいのではないでしょうか。
前田 フランキー(フランク・ウィンターステイン)は頼りになりました。リーグ出身の選手なので、もう少しユニオンにフィットするのに時間がかかるかと思ったのですが、ディフェンスはさすがですね。サイズもありますし来シーズンはさらに期待しています。
–アンドレ・テイラー選手はいかがでしょうか。怪我を心配しましたが。
前田 昨シーズンのスーパーラグビーで怪我をして。なんとか開幕に間に合い、徐々に慣れていって、トライもしっかりしてくれました。
–本職はFB。高選手とのポジションがどうなるのか、注目されていましたが。
前田 アウトサイドBKとしてWTBもFBも両方イメージしていました。初年度はWTBで力を出してくれました。
–2年目の選手たちの活躍もありましたよね。
前田 山口の怪我は痛かったですね。ファーストステージでトライも取りましたし、戦力として期待していましたから。
辻も仕事をしてくれましたし、南籐は昨シーズンから試合に出ています。あとは宮田が頑張ってくれれば黄金世代。ここしっかり書いといてください。宮田に発破をかけたいので(笑)
–承知しました(笑) 1年目2年目の選手が活躍し、4年目の豊田選手がキャプテン。若手が伸びているように感じます。中堅、ベテラン陣で、もっとも成長したと感じられたのはどなたでしょうか。
前田 田中ですね、チームとしてもMIP(最も大きく成長した選手)を送りましたが、14番として迷いがなくなりました。とにかくまっすぐ走ります(笑)
–パスしろ!って場面でも真っすぐ当たっていったり(笑)
前田 キックチェイスなども真摯に全力で走っていきます。ミスター・ストレート。直接プレーに関わらないところでも常に全力。成長しました。
–今シーズンは春からハードトレーニングを課してきたとお聞きしました。個々のベースアップにはつながっていそうですね。
前田 順位という意味では今シーズンは成果につながりませんでしたが、継続していきます。積み上げていきたいですね。リクルートの体制も整えてきたこともあり、有力な選手がライナーズに来てもらえるようになってきています。トレーニングを含めて、5年後、10年後のライナーズのためにやって行きたいですね。
–もうすでに来季は始まっているんですね。
前田 そうですね。これからも応援よろしくお願いします。
結果としてリーグ戦12位、ワイルドカード1回戦敗退は高い成果とは言えません。しかし、今年出た課題を改善し、成長した選手たちが実力を発揮できれば、来季は大爆発間違いなし。日本一に向けて、期待せずにいられないインタビューでした。
文・写真:@MaechanYK
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