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- リーグワン2024−25の日程が発表され、ライナーズが高校ラグビー大会直前の12月21日に開幕戦を実施する奇跡が判明する。
8月23日に終了した第106回全国高等学校野球選手権大会のことを多くの人は
「夏の甲子園」
とかそのまま
「甲子園」
と呼んでいます。
高校生の全国大会を「〇〇甲子園」なんて言い方をするのはもう定番。なかには高校生に限らず甲子園を言葉の後につけることで、日本一決定戦と匂わせたりも。固有名詞である「甲子園」は今や一般名詞として日本一を決めるなにかを指すようにもなりました。
「甲子園」というのは阪神電鉄が持つ兵庫県西宮市の野球場。普段はプロ野球の阪神タイガースが本拠地として使用していますが、春と夏に高校野球の全国大会の会場になります。
「春の甲子園」は、プロ野球が開幕する3月末に開催。よって阪神タイガースは基本的に開幕戦を本拠地甲子園で行うことができません。何十年も続く慣例なのでタイガースファンは慣れっこですが、たまに悲哀が漏れ聞こえることも。開幕戦、ホームでやりたいよね。
似たようなことがラグビーにもあります。
8月30日、世界一のプロラグビーリーグを目指す「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE(以下リーグワン)」は、2024−25シーズンの公式戦日程を発表しました。
我らが花園近鉄ライナーズは、今季は訳あってDivsion2(2部)でのシーズン。8チーム総当たり、全14節の6ヶ月に渡る戦いのストーリーが始まりました。
ライナーズの開幕戦は12月21日(土)、会場は東大阪市花園ラグビー場。ライナーズが公式戦初戦を花園で行うのは、旧トップリーグ時代(コロナ禍の2021年を除いて)に遡っても、2011年シーズン以来13年ぶりです。
高校ラグビーの全国大会は毎年12月27日から1月7日までの開催。場所は東大阪市花園ラグビー場で、この大会を「HANAZONO」なんて呼んだりも。
一方で、リーグワンの開幕は例年12月。花園ラグビー場は例年12月を高校ラグビー大会に向けた芝生の養生にあてているため、「何人(なんびと)も芝生に立ち入ることは許されない期間」。今のレギュレーションが続く限り「ライナーズの開幕花園は不可能」という見方が常識でした。
高校ラグビー開幕1週間前にワールドクラスの選手の試合が行われる。グラウンドキーパーはじめとする施設管理者はもちろん、100回を超える高校全国大会の主催者からも、相当な協力を得たと思っていいでしょう。
今回の決定と関連して注目したいのは、7月に発表されたライナーズの練習試合のスケジュールとサッカー・J3で戦うFC大阪の日程です。
例年ライナーズは、10月・11月にプレシーズンマッチ(練習試合)を数試合花園第1グラウンドで行い、公式戦以外の興行として取り組んできました。しかし今年は、10月12日に東大阪市主催で行われるマスターズ花園でのレッドハリケーンズ戦以外は、すべて第2グラウンドでの開催です。
FC大阪も昨季より公式戦を第1グラウンドで試合を行っていますが、2023年の10月・11月の花園でも試合数が5試合だったのに対し、2024年同時期の花園での試合数は3試合。9月も含めると7試合→4試合と3試合も減少しています。
昨年の夏以降、花園の芝は荒れに荒れて試合に支障をきたすレベルになってしまいました。ラグビー界の著名なジャーナルストが「選手が怪我をする状態」と酷評し、Jリーグの試合後の相手監督記者会見では「こんなピッチで試合をしたくない」とボロクソに発言したりも。
原因は、Jリーグの開催などによる使用頻度の増加と、夏の猛暑、そしてリーグワンの試合の強度向上などが言われています。
今季は、夏の一般貸出もあまり行わず秋の公式戦も減少。芝生の育養生方法も刷新し、関わる人すべてが失敗を活かして花園の芝を守り活かそうとしています。
その象徴として行われる「12月21日のライナーズ開幕戦」。対すは昨季Divsion2で2位になった豊田自動織機シャトルズ愛知です。シャトルズと公式戦で花園にて対戦するのは2019年11月28日、15000人を超える観客が押し寄せた日以来です。。
ライナーズ再出発の日、花園の総力を上げた試合をライナーズ史上最もたくさんの人に見てもらいたい。花園が熱く燃え上がる日にしたい。みんな、カレンダーアプリの12月21日に「ライナーズ」と登録だ!
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