【大阪マンデーベースボールリーグ】決勝のカードは、第1回大会ぶりの優勝を目指す「タイヨーフレンズ」と3連覇を狙う「TOYOTA-HKB」に

   

週ひがが大好きで、定期的に試合のライブ配信を行う月曜日限定の草野球リーグ「大阪マンデーベースボールリーグ」(OMBL)。今年で27年目を迎え、東大阪市の野球場を中心に試合を行っています。今季の参加チームは大阪一円からなんと19チームも。

決勝戦はよく八尾・山本球場で開催されています。

2月から予選リーグが始まり、決勝戦は10月。現在は予選リーグを勝ち上がった9チームによる準決勝リーグが行われています。取材に伺ったのは準決勝リーグの最終戦。というのも、すでに決勝進出を決めているタイヨーフレンズ(以下、タイヨー)と、この日ダブルヘッダーで2試合のうちどちらかの試合で勝てば決勝進出が決まるというTOYOTA HK BROTHERS(以下、HKB)の試合が行われるとあって、週ひがは大興奮。

昨季の優勝はHKBでした。

タイヨーはOMBL第1回大会のチャンピオンで、優勝すれば実に26大会ぶりです。一方、決勝戦進出に王手をかけるHKBは現在、OMBL2連覇中。また、3大会連続で決勝に進出している優勝候補です。

タイヨーフレンズを率いる有末監督。OMBLの運営委員でもあります。

1試合目はタイヨー(予選リーグA1位)対HKB(予選リーグB1位)、2試合目はOsaka Bigsharks(予選リーグB5位)対HKB。優勝を目指すタイヨーにとってはHKBと決勝で当たりたくはないはず。1試合目で勝利して、決勝進出の可能性を少しでも下げることがマストでしょう。

タイヨーの注目は先発投手の有末大祐。お父さんが監督を務めるチームでピッチャーとして、また打者としてもホームランを打つパワーも併せ持っています。

父と息子、親子でOMBL制覇を狙う。

HKBの注目はエースで4番を務める小笠原。2季連続ホームラン王で、昨季の近畿統一リーグ(※注)のMVPです。
※近畿統一リーグとは、兵庫で同じく月曜日のみ活動する草野球リーグ「スパイリーリーグ」の覇者とOMBLの覇者が近畿の王者をかけて試合をする。

ゆったりとしたフォームから剛速球を投げる小笠原。いつかスピードガンで球速を測りたい。

1試合目
TOYOTA HKB 7-8 タイヨーフレンズ

リーグ屈指の投打を誇るHKBにタイヨーが勝利。予選リーグ1位対決を制し、1試合目でのHKB決勝進出を阻止!

5回裏時間切れ(90分)で試合終了

勝投手:尾崎
負投手:大久保

HKBは初回、2死3塁から注目の4番小笠原の2ランHR(第4号)で幸先よく先制する。

取材に行くと、毎回HRを打っているイメージがある小笠原。

HKBは投手としての小笠原は温存。2試合目に備え、先発マウンドには東條が上がる。

ベテランの東條がマウンドに。

しかし、直後の1回裏。タイヨーはヒット、四球、エラーで無死満塁のチャンスを作ると内野ゴロとタイムリーヒットで2-2の同点に追いつく。さらに続く6番青木が左中間を破るタイムリースリーベースヒット、7番榎本にもフェンス直撃のタイムリーヒットが飛び出し2-5と逆転に成功。勢いづくタイヨーは8番尾崎が2ランHRを放ち、この回打者一巡の猛攻で7点を奪った。

HRを放ちガッツポーズをする尾崎。

5点を追う2回表HKBの攻撃。1死満塁の好機を作ると2つの押し出しとタイムリーヒットで4-7と差を縮める。

2回裏、3回表裏は両チーム無得点で、迎えた4回表HKBの攻撃。無死満塁からワイルドピッチと、3番東尾のセンターオーバーのタイムリーツーベースヒットでついに7-7の同点に。なおも1塁3塁の場面で、タイヨーは投手交代。

二番手でマウンドに上ったのは、初回にHRを放った尾崎。

代わってマウンドに上がった尾崎は4番小笠原、5番柚留木、6番亦木を抑え、同点で切り抜ける好投。投手交代が功を奏した。
すると直後の4回裏、タイヨーは1死から2番有末大が右中間を破るスリーベースヒットで出塁。すると3番清水がライト前へタイムリーヒットを放ちすぐに逆転に成功する。

バットでも貢献した有末大。

その後は両チームともに無得点で、草野球のルールである90分以降は次の回へ進まないということで5回裏時間切れで試合終了。尾崎の投打の活躍で勝利し、1試合目でのHKB決勝進出を阻止することに成功した。


2試合目
Osaka Bigsharks 5-17 TOYOTA HKB

ダブルヘッダー2試合目で、3本のホームランを放ったHKBが快勝。4年連続の決勝戦進出を決めた!

5回コールド

勝投手:小笠原
負投手:永井

決勝進出へあとがなくなったHKBだが、初回から打線が爆発。初回、ヒットと四球でチャンスを作ると、3番東尾のタイムリーツーベースヒットで先制に成功する。さらに続く4番小笠原に2試合連続となる3ランHR(第5号)が飛び出し4-0に。その後もチャンスを作り、8番山本がタイムリーツーベースヒットを放ちリードを5点に広げる。

絶対に勝利が必要なHKBの先発はエースの小笠原。圧巻の投球を見せた。

2回表には3番東尾のソロホームランで6-0、3回にはさらに打線が爆発し2番村上の3ランHRなどでこの回一挙9得点、4回にも2点を追加し、17-0と試合を決定づける。

2回表、2ランHRを放った東尾。

HKBの先発小笠原は3回をパーフェクトピッチングでお役御免(投手→1塁)。投手交代後、4回裏に6番寺澤のタイムリーツーベースヒットで2点、5回裏に4番森のタイムリーツーベースヒットとエラーで3点を失うも5回裏コールド。17-5でHKBが快勝し、決勝戦へ駒を進めた。

この試合のMVPはもちろん、投打で活躍のエース小笠原。決勝戦の舞台でも好投&豪快なホームランに期待したい。

そしてタイヨーの監督を務める有末さんは決勝戦について、「9回制なので、二番手以降のピッチャーをどうするかが鍵になると思う。今日はうちが勝ちましたけど、個人のレベルは断然HKBが上。タイヨーが勝つなら僅差で、どれだけ相手打線を抑えられるか。今日はエラーが多かったので守備を鍛えて臨む」と、第1回大会以来の優勝に向けて意気込みます。

以前は有末親子でバッテリーを組んだことも。決勝戦でも見られるか?

決勝戦は10月28日(月)。八尾・山本球場で開催が予定されています。
そして最後にお知らせです。9月2日(月)に吉原公園野球場で行われる順位決定戦の様子を、週刊ひがしおおさかのYouTubeチャンネルでライブ配信します。平日でお仕事の人も多いと思いますが、アーカイブでもぜひご視聴ください。たぶん決勝戦も配信します。

月曜日は野球曜日。
だって、大阪マンデーベースボールリーグがあるからさ。

フォトギャラリー

大阪マンデーベースボールリーグ
日時:2月から12月まで
場所:東大阪市近辺の野球場

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ホッケー 梶間

ホッケー 梶間

投稿者プロフィール

山口県出身。
大学生のときに大阪にやってきました。
高校からホッケーを始め、現在もやっています。
なのでホッケー梶間です。
10chとYouTubeを見て生きています。
食べに行ったお店の中で1番カロリーが高そうなものをだいたい注文します。

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