産業技術支援センターって何?モノづくりのまち東大阪のプライドがここに! 前編 

   

こんにちは、ミホロボットです。
「東大阪市立産業技術支援センター」って知っていますか?
私、恥ずかしながら
なんか…モノづくり関連の…市の施設…?
程度しか知りませんでした。

漢字がたくさん並んでるセンターだ!くらいの認識でした。

しかし東大阪や近隣市のものづくり企業から頼りにされている存在とのこと。
一体どんな施設なのか、謎を究明しに行ってきました。

JR河内永和駅から徒歩15分、ものづくり企業の集積地・高井田に。学校のようなたたずまい。

元を辿れば国営、府営を経て、平成9年に市の施設として移管されたこのセンター。
もしかして、日本のモノづくりにおいて重要な役割を担っているのでは
「市民からの認知度は高くありませんが(笑)中核市でこういった技術支援施設を設置している例は、全国的にあまりありません」と話すのは所長の藤田さんです。

作業着で、THE・ものづくり業界の人という雰囲気をまとう藤田さん。

主な施設利用層は東大阪市内の中小製造業やモノづくり企業。一般の方には関係無いかもしれません…と言うとスマホを閉じられそうですが、ちょっと待ってぇぇ。
ここはモノづくりのまちとしてのプライドが凝縮された場所のはず。センターなくしてものづくりを語るべからず、ですよ。たぶん。
「まっ、実際に見ていただいた方が早いので」とさっそく案内してもらいました。

施設内には、30種類以上の機器がそこかしこに。

こちらはエネルギー分散型X線分析装置。名前だけじゃ何に使うのかまったくわかりませんが、平く言えば、製品の表面の金属成分を調べる装置です。

装置に測定物をセットし、分析。東大阪のものづくり関連映像に出てくるようなメカニック感。コレコレェ!

この分析装置は2019年に導入した最新設備。

機器についての相談や使い方を教えてくれる技術相談員が常駐。いたれりつくせりだ。

「こうした機器を利用するのは、自社購入が難しかったり、新製品の開発や製品に問題が出たときなど一時的に使用したい企業。ベンチャーや中小企業がほとんどです。自分たちで解決できる企業さんはここには来る必要はありませんから」と藤田さん。
ふむ、そこにヒントがある気がする…。

センターの機器は、競輪・オートレースの売上金の一部を社会に還元する公益財団法人JKA(Japan Keirin Autorace faundation)の補助金事業を活用し、導入されています。

ほかにも「精密万能試験機」や「CNC三次元測定器機」など超専門的な機器がずらり。
新機器の増強もあり、自社の製品検査室のように頻繁に利用する企業が増加し、昨年の機器利用件数は過去最高記録しました。

CNC三次元測定器機。説明を受けましたが、理解の限界です!

「専門的とは言うけれど、ここにあるのは基本的なチェックをする程度の機械が多いんです。簡単なチェックで解決ができる場合もありますし、難しい課題でも、次にどのような試験が良いかの目安が付きます。」
次に案内してもらったのは「モノづくり試作工房」。

愛称は「SEED」。学生の利用も。利用料金は3,800円〜とやっぱり格安。

企画、試作、勉強会など多目的に使用でき、クリエイター、学生や企業が交流する場として昨年リニューアルされました。
広いガレージのような空間で、奥の部屋は人工芝になっています。なんだか柔軟なアイデアが出てきそう…!

人工芝のカーペットに、流し台もある。

「ツライチに機器を並べるだけじゃなくて、+αで何かを得て帰ってもらうことがこのセンターの意義だと思うんです。」と藤田さん。
なるほど、単に機器を置くだけなら誰でもできる。しかし公的な機関だからこそできるのは、未来への投資です。

定期的に開催されている、東大阪市モノづくり開発研究会の様子。新技術開発や新分野進出などを考える現場担当者が多く参加する勉強会。写真提供:東大阪市立産業技術支援センター

「勉強会には経営者ではなく、現場の若手の方が来ることが多いですね。人材育成のために使ってもらうことが、次の世代のモノづくりにつながります」。
安価な料金で機器や部屋を開放したり、アドバイザーとしての技術相談員がいたり、勉強会を開いたり…市をあげてモノづくり企業で働く人を支えることが、モノづくりのまちの足腰となり、未来を作っていくのです。
そういう意味だったのか、東大阪市産業技術「支援」センター!

後編は実際に利用している企業に話を聞き、さらなるセンターの謎を紐解いていきます。

東大阪市立産業技術支援センター
住所:東大阪市高井田中1-5-3
TEL:06-6785-3325
JR河内永和駅から徒歩15分
利用の仕方、利用料金など詳細は公式サイトを参照ください

mihorobot

mihorobot東大阪探検隊・記者

投稿者プロフィール

生粋の八戸ノ里っ子。人気の八戸ノ里東小・小阪中学校校区に住んでいる。
取材へ行けば、同級生のお父さんがやってるお店だった・・・ということが多々あり。
尊敬する人は藤子・F・不二雄先生。

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