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- ライナーズ、14人での逆境を乗り越えサニックス撃破!2回戦への切符を手に、花園へ凱旋
よっしゃ!よっっっっしゃ!!
14人での圧倒的不利な状況での40分。耐えるどころか、トライまでもぎとっての大勝利。
このドラマティックな展開に、喜ばずにはいられない。This is LINERS!!
4月18日(日)トップリーグプレーオフトーナメント1回戦。近鉄ライナーズはトップリーグのチーム・宗像サニックスブルースを31-21で破り、2回戦への進出を決めました。
もちろん、危なげのない勝利ではありませんでした。前半を17-14の3点リードで折り返すものの、ペナルティやミスのある大味のラグビー。
最大のピンチは後半4分、No.8ロロ・ファカオシレアのレッドカード退場。
あと36分もある試合時間の中、14人で戦わないといけない。相当厳しい状況でした。
しかし、ライナーズの気持ちは折れなかった。
むしろその逆境を追い風に変え、よりパフォーマンスをあげていったのです。
ゲームキャプテンのLOマイケル・ストーバークはこう言います。
「お互いをカバーしていく気持ちで挑みました。14人になった状況も練習していたので、焦らずに対処できました」
日々の練習の中で想定される状況をシミュレーションし、実際に対処。
No.8が抜けたということは、8人のスクラムを7人で組むということ。
にもかかわらず圧倒されなかったのは、後半から入ったフロントローの功績でしょう。
HO高島卓久馬は「普段の練習から7人体制での状況を自分たちでつくってやっていたので、冷静にできました」と話します。
不利な状況でも自分たちを見失わなかったことが、勝利をつかんだ最大の要因でしょう。
だからこそ、後半のアタックもつながりました。
後半12分のラインアウトからモールで押し切ったストーバークのトライ。そして33分、9ウィル・ゲニアのキックパスから11片岡涼亮がキャッチし飛び込んだトライ。
数的不利を感じさせず、自分たちのリズムを作ることができました。
トップチャレンジリーグ順位決定戦、豊田自動織機戦での悔しさを力に変えたライナーズ。
さあ、ホーム花園へ凱旋です。
2回戦の相手は、リーグ戦ホワイトカンファレンスを1位で通過したパナソニックワイルドナイツ。トップリーグ優勝4回、日本選手権制覇5回。福岡堅樹をはじめ、日本代表をわんさか抱える正真正銘の王者です。
ライナーズのスタイルがどこまで通用するか。
今日の勝利での勢い、ホームゲームのアドバンテージをもってしても、最強の座に君臨する絶対的王者に、ライナーズは怯むことなく立ち向かって行かなければなりません。
良い準備をするのは当たり前。自分たちのスタイルが通用しなかったとき、次の一手をどうするか。
ライナーズの真価が問われます。
進むんだ、ライナーズ。トップリーグに戻ると誓ったじゃないか。
前を向いて、自分に矢印を向けて、歯をくいしばって花園でのビッグゲームを、じぶんたちのものにするんだ。
パナソニック戦は4月25日(日)14:30キックオフ。
いくぞ、ライナーズ!
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