近鉄ライナーズから！オリンピアが！2人出るんですよーーー！
声を大にして言いたいこの事実。

オリンピックの男子7人制ラグビー日本代表に、近鉄ライナーズのトゥキリロテ選手とセルジョセ選手が選出されたというニュースが飛び込んでから、はや2週間。
イマイチ実感がわきませんでしたが、7月7日(水)ようやくリアルなものとなって現れました。

オリンピック内定の垂れ幕がかかった東大阪市役所本庁舎を背に、トゥキリ ロテ選手(右)とセル ジョセ選手(左)。

東大阪市役所への表敬訪問で現れた2人が着用していたのは、桜のマークがついた代表ポロシャツ。胸の真ん中には「7s」とまで入ってる。

マスクはライナーズ。

大会スポンサーに使用権があるからメディアでしか「オリンピック」って言っちゃダメとか、限られた企業でしかエンブレムは使えないとか、そんな細かくてわずらわしいルールが出ることすら大会が始まるリアルさとなって目の前に迫ってきます。
そうそう、ラグビーワールドカップのときもそうだった。

飯泉景弘ゼネラルマネージャー、水間良武新ヘッドコーチも表敬訪問に帯同。

久しぶりに東大阪で拝めた2人の顔。
「代表合宿から帰ってきてすぐお好み焼きを食べに行った」とコテコテなロテ選手は、表敬訪問中ずっと緊張していました。
野田市長ら偉い人たちに囲まれ、「なんで7人制しようと思ったの？」と聞かれると「仕事だから」って笑いをとってしまうくらい。
それでも、前回のリオデジャネイロ五輪を4位で戦い終えた彼の目標はメダル。「楽しんでメダルを取りにいきたい」と意気込みます。
いけるぞ、ロテ。7人制で得たスピードとスキルを、ぜひライナーズに持ち帰ってほしい。

ライナーズのスピードスター。

自身初のオリンピックとなるジョセ選手。
ジョセ選手はまだライナーズでのプレーを見たことがありません。2020年に加入して、すぐ代表に呼ばれたから。
彼の隣にいたのはいつもロテ選手でした。2人は北海道バーバリアンズ時代からのチームメイトで、ロテ選手が2018年にライナーズへ移籍すると、自身も2020年に後を追います。
スペースの取り方やサポートの入り方に優れたロテ選手とともに、「ぼくは攻撃的なプレーで魅せたい」と戦うことを誓います。

早くライナーズでのプレーを見たい。

そして同日には、大会日程が発表されました。
今までの遅れを取り戻すかのように一気に展開し、盆と正月が一度に来た感。

7月26日(月)9:00　vsフィジー
7月26日(月)16:30　vsイギリス
7月27日(火)9:00　vsカナダ

初戦は前回王者であり、ロテ＆ジョセの故郷でもあるフィジーとの対戦。
2日間のプール戦を経た後、7月28日に順位決定戦となります。

野田東大阪市長は「ラグビーのまちで、近鉄ライナーズから代表が選出され嬉しく思います」と2人にエールをおくりました。
いよいよライナーズが世界に羽ばたくんだ。オリンピアとして。
全ライナーズファンは2人のプレーにかじりつくように観よう。もちろん、ライナーズジャージを着て！

ポスターを手にし、ニコニコの野田市長。