すごい店ができたと思った。
6月15日にグランドオープンした「RIZ ANGE(リズアンジュ)」。
パッと見た感じはテイクアウト専門の洋菓子店ですが、売っているのはマフィンと…唐揚げ・コロッケの惣菜類。
ど…どういう組み合わせなんだ?
場所は小若江。近畿大学西門から徒歩2分、つるばみ保育園の北隣。
前述のとおり、マフィンと揚げ物を販売するテイクアウトショップです。
マフィン約50種、コロッケ約20種、そして唐揚げ。
開店と同時に次から次へと商品が売れ、棚が入れ替わっていきます。
メニューは日替わりのため、常にお目当てのものがあるとは限りません。
変わり種も多く、この日店頭に並んでいたマフィンはピザ、枝豆チーズ、ねぎ味噌などのおかず系も盛りだくさん。
お惣菜とマフィンを組み合わせたハイブリットな店舗。あ、新しい…。
「世の中にないものをつくろうと思い、洋菓子と惣菜の販売をはじめました」。
出迎えてくれたのは店主の神田貴雄さん・瞳さんご夫妻。大阪市内のスーパーマーケットのテナントとして惣菜卸業を営む傍ら、自宅兼店舗で販売しています。
毎朝市内スーパー5店舗へ惣菜を配達した後、店舗へ戻って店番をしつつ明日の仕込みをするのが毎日のルーティン。
「高校生の頃からスーパーでアルバイトして以来、ずっとこの業界なんです」と貴雄さん。
業界の知識を活かしてたどり着いたのが、この販売形態でした。
住宅地であり、保育園と近畿大学も近い。惣菜店を出すにはバッチリな環境。
ただ、惣菜屋は近くに何軒かあるため、付加価値があるものを。そしてリーズナブルでレパートリーが多いものを考えたとき、マフィンと揚げ物に焦点が当たりました。
「忙しいお母さんが、『とりあえずこれ食べとき!』と子どもにサッと出せるようなものを考えています(笑)」と、自身も子育て中の瞳さん。
惣菜をなんでもかんでも売るのではなく、揚げるのがめんどくさいと敬遠されがちなコロッケやからあげを。
さらにマフィンは日持ちして朝ごはんにもなり、具材で必要な栄養が取れる。専門店もあまりなく、ライバルが少ないのです。
「想定よりも、売上は良いですね」と貴雄さんは話します。
自宅と店舗を一体型にしたことも、リズアンジュの躍進に一役買っています。
「スーパーのテナントは家賃が高く、時間も店に合わせないといけません。自由を得られ、家族の時間を作りたかったので、家の横に店舗をつける形にしました。」
家賃が発生せず、光熱費やガス代を相殺できる。そして何より自店舗でスーパー用の仕込みができるので、テナントという枠にとらわれることがありません。
この場所がセントラルキッチンとしての役割を果たしつつ、本店としても機能しているのです。
異色の形態ですが、地域にしっかりと馴染んでいます。地域の主婦、保育園帰りの親子、意外なことに、近畿大学の男子学生も。
「エネルギーのあるものを売っているので、案外ガッツリ系として受け入れてもらっているのかもしれません。」と瞳さんは分析します。
なるほど、マフィンと揚げ物の相乗効果がこんなところにも…。午前と午後に2回来る人もいるのだとか。
今後はさらに種類を増やし、洋菓子も品揃え豊かにしていく予定。
最高の組み合わせで幸せな食卓を飾ってくれる「天使のご飯」=リズ・アンジュ。
毎日通って、お気に入りを探してみて。
■RIZ ANGE(リズ・アンジュ)
住所:大阪府東大阪市小若江4丁目4-9
電話番号:06-4306-4510
営業時間:月、火、木、金、土 11:00〜18:00 日、祝 9:00〜15:00 (売り切れ次第閉店)
定休日:水曜日
公式Instagramはこちら
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