週ひが目線？花園近鉄ライナーズvs三菱重工相模原ダイナボアーズ順位決定戦見どころ

ついに来た！ライナーズが過去4年間で最も条件の良い状況で昇格に挑みます。ジャパンラグビーリーグワン・ディビジョン2順位決定戦第3節、三菱重工相模原ダイナボアーズ戦。東京秩父宮ラグビー場にて12時キックオフです。
リーグ戦での上位3チームが1回戦総当りで対戦する順位決定戦。1位になれば、ディビジョン1への自動昇格が決まります。勝てば自動昇格、負けても7点差以内までなら大丈夫。こんな好条件で上がれなかったらどうするの。東大阪から、Jスポーツの中継をご覧になって声援を。

ラグビー見るならJSPORTS

花園近鉄ライナーズプロフィール

すっかりライナーズの顔になたクウェイド・クーパー。

リーグ戦8勝2敗の2位で終え、先週順位決定戦でヒートに圧勝したライナーズ。1929年に創部し90年を超える歴史を誇る最古参も、2017年シーズンに降格して以来下部リーグ(ディビジョン2)に所属します。率いるのは、U20日本代表の水間良武ヘッドコーチ。ホストエリアは大阪府東大阪市、東大阪市花園ラグビー場を拠点にしている。

三菱重工相模原ダイナボアーズ

マイケル・リトルにすべてがかかる。

ディビジョン2、リーグ戦を首位通過するも最終戦でヒートに惜敗し全勝ならず。続く順位決定戦もまずヒートと対戦し、またも敗戦して勝点1で最終戦を迎える。1970年創部で神奈川県相模原市に本拠地を置き、長く「相模原」をチーム名に冠する。トップリーグ初昇格は、2006年シーズンのトップチャレンジシリーズでライナーズに勝利してのもの。

この試合の意味合い

今シーズン3度めの対戦で、過去2回はライナーズが惜敗で2連敗している。
上位3チームでの順位決定戦は両チーム1試合ずつ消化し、ここが最終戦。ライナーズは勝点5、ダイナボアーズは勝点1なので、ライナーズは負けても7点差以内までなら自動昇格となる。

注目選手

花園近鉄ライナーズメンバー

1佐々木駿　2樫本敦　3シラ・プアフィシ　4松岡勇　5サナイラ・ワクァ　6野中翔平◎　7ジェド・ブラウン　8セルジョセ
9ウィル・ゲニア　10クウェイド・クーパー　11片岡涼亮　12吉本匠　13シオサイア・フィフィタ　14木村朋也　15竹田宜純
16金子惠一　17李城鏞　18ラタ・タンギマナ　19菅原貴人　20パトリック・タファ　21人羅奎太郎　22岡村晃司　23林隆広

ベストメンバーで最終決戦に挑むことができたライナーズ。ディビジョン2のトライ王争いをするワクァ、片岡、フィフィタ、木村が揃ったのは大きい。また控えにラタ、菅原、タファを並べる層の厚さは、今シーズンを通じて醸成されたものだ。

三菱重工相模原ダイナボアーズ

1川俣直樹　2安江祥光◎　3石井智亮　4リンディ真ダニエル　5ジャクソン・ヘモポ　6サム・チョンキット　7鶴谷昌隆　8ディラン・ネル
9岩村昂太　10石田一貴　11タウモハパイホネティ　12マイケル・リトル　13マット・ヴァエガ　14関本圭汰　15アライアサ空ローランド
16大塚憂也　17細田隼都　18小木曽晃大　19エピネリ・ウルイヴァイティ　20小林訓也　21大嶌一平　22福山竜斗　23奈良望

強みであるディフェンスのキーマン2安江がゲームキャプテンを務める。前節はSO不在で戦い敗戦したが、今節は10石田が帰ってきた。控えのSOはおそらく新人の22福山。近畿大学時代はCTBでの出場が主だったので、どんなプレーを見せるのか。ちなみに21大嶌は、編集長前田が経営する学習塾に中学卒業まで通っていた。