【主観的見どころ解説】花園近鉄ライナーズvs日野レッドドルフィンズ 劣勢にならないための規律と劣勢になったときのセットプレーに注目

   

前節は50−8で快勝。8トライでボーナスを含む勝点5とシーウェイブスを圧倒したライナーズ。前半苦戦しながらも、後半は全シチュエーションで相手を上回った。
圧倒しようとすれば足をすくわれる。勝利を目指した結果が8つのトライであり、42点差である。今週も、ただ勝利のみを目指し、東大阪市花園ラグビー場にて14:30キックオフ。

いやいや、スクラムやばかった。

 

花園近鉄ライナーズとは
日本最高峰のラグビーリーグ「ジャパンラグビーリーグワン」に所属するライナーズは、前シーズンでぶっちぎりの最下位。入替戦にも負け、ディビジョン1(1部)からディビジョン2(2部)に降格した。
1929年創部、日本有数の歴史ある古豪として今の立場に甘んじるわけにはいかない。今シーズンで絶対絶対絶対ディビジョン1に復活を遂げるんだ!

週刊ひがしおおさかがライナーズ特設サイトを作ったよ!

レッドドルフィンズ戦の意味合い

ライナーズは5勝3敗1分 3位
レッドドルフィンズは2勝1分6敗 7位
ライナーズは入替戦圏内の2位グリーンロケッツと勝点4差。直接対決(13節)までに勝ってひっくり返る3差以内に縮めてピタリと背中をマークしたい。
レッドドルフィンズとは2節で対戦し、38-38のドロー。Div1から降格してきたライナーズが、Div3から昇格したレッドドルフィンズに点の取り合いの末に引き分けたという衝撃は、今に至るDiv2混戦の口火を切ったに等しい。修正力、成長力が試される。

前節はディフェンスを徹底し、地道なプレーで勝利をつかんだ。

ライナーズメンバー

1 岡本 慎太郎
2 松田 一真
3 ラタ・タンギマナ
4 サム・ジェフリーズ
5 サナイラ・ワクァ
6 パトリック・タファ
7 菅原 貴人
8 アキラ・イオアネ
9 ウィル・ゲニア
10 クウェイド・クーパー
11 セミシ・マシレワ
12 岡村 晃司
13 トム・ヘンドリクソン
14 木村 朋也
15 雲山 弘貴
16 上山 黎哉
17 井上 優士
18 三竹 康太
19 ミッチェル・ブラウン
20 宮下 大輝
21 人羅 奎太郎
22 丸山 凜太朗
23 片岡 涼亮

前節のシーウェイブス戦の後半、スクラムで圧倒したメンバーをスタートで起用してきた。松田は4節以来、ラタは今季初のスターティングメンバーだ。
また、上山、三竹、ミッチェルブラウンの復帰も見逃せない。

キーマンインタビュー

向井 昭吾 ヘッドコーチ

「選べることがうれしい」としきりに話す向井ヘッドコーチ

Q 金子にかわって松田をスタメンで起用です
彼(金子)のプレーには非常に信頼をおいている。ただこれからどんどん試合の強度も上がってくる。一戦必勝しかない我々の状況で、今チャレンジしようということ。

Q 3列のリザーブに前節は梅村で今回は宮下
昨年は競争というより「いる選手を出す」という状況だった。そういう意味では徐々にレベルが上がっている。梅村や宮下が高いレベルの中でプレーをし、ラーニングしながら成長させることが出来始めている状況だ。

Q 前回の対戦(2節のドロー)では引き分けている相手ですが
前回は、序盤に簡単に2トライ取れてしまった。取った後にもう1回押し、気を抜かず80分間攻めきれるように。きちっとゲームができれば、確実に勝利に近づくんじゃないか。

Q やはりミスは課題と感じていますか
みんな信頼して、しっかりボールを運べば確実勝利近づく
どのゲームも同じ。Div1でも最後のミスから逆転勝利という試合もある。Div2も同じく、そういう緊張感がある。入替戦で負けないところまでチームを固めていかなければ。誰に変わっても同じようなことをやりきれるかどうかが、今回の試合の目標。ホームで勝たなければいけない。ファンの皆さんを含め、家族にも、地域の皆さんにも元気を与えられるようなゲームを。

2 松田 一真

セットプレーに自信を示す松田。

Q.第5節以来のスタメン入り(今季2試合目)。意気込みを。
ぜってぇ勝つ!
絶対じゃなくて、「ぜってぇ」です。

Q.スタメンで出るときとリザーブで出るときの違いは?
スタメンで出るので、最初からチームに勢いを与えるプレーで勝利に貢献したいです。

Q.前節は後半から出場し、スクラムで貢献しているように思えました。スクラムの手応えは?
スクラムが良いのは自分ではなく、プロップのお陰です。

Q.前節、ラインアウトが良くなっていたように思ったのですが、ラインアウトの手応えは?(この日の練習でもラインアウトのスローを確認していた)
めちゃくちゃ練習したので、バッチリです。

16 上山 黎哉

3節以来の出場になる上山。

Q 3節以来の公式戦ですね。
フィールドプレーヤーをガンガン出していけるように。 しまかぜメンバー(控え)にいる間にスクラムもラインアウトも自信をつけることが出来ました。

Q 前回のレッドドルフィンズ戦も出場、リベンジするぞって気持ちも?
それ、言わせて書こうとしてますよね(笑)
今僕達は3位で、入替戦に行くために一戦必勝。その中の一人として、全力を出したいと思います。

Q チームとして、ラインアウトが課題だと思いますが
もちろん課題だと思っています。チーム一人ひとりのこだわる部分を明確にして、徐々に上がってきました。先週のシーウェイブス戦も成功率は85%以上でした。全員の意識が上がって、精度も上がってきています。しっかりボールを入れたいと思います。

レッドドルフィンズ戦の見どころ

前回の対戦では、試合序盤はライナーズのテンポの良いアタックが見られた。しかし徐々にレッドドルフィンズの出足の早いディフェンスに手こずることに。ディフェンスでペナルティを繰り返し自陣に釘付けになり、失点を重ねた。それでも何度か勝つチャンスはあったものの、ハンドリングエラーやキックミスなどで勝利を手放した。

「え?今のプレー、セミシ??」というシーンが多かった前節。

改善すると言う意味で
・ラインアウトとスクラム
・キックの精度
・ディフェンスでの粘り
に注目。キープレーヤーは、もちろん前述の1列(松田・ラタ)だが、前回のドローでは出場していないキャプテンのパトリック・タファ、ここ数試合派手なプレーを封印するサナイラ・ワクァ、前節絶好調だったセミシ・マシレワにも注目したい。特にマシレワはキッカーとしても比重は大きくなる。

ライナーズのメンバーを考察する動画

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編集長 前田

編集長 前田東大阪探検隊隊長・編集長

投稿者プロフィール

特定非営利活動法人週刊ひがしおおさか代表編集長兼東大阪探検隊隊長。
ふとした思いつきからはじめたWEBサイトが、13年。
これからは地域に嵐を呼びます。覚悟しろ!

好きなモノ:花園近鉄ライナーズ、阪神タイガース、競馬、ゲーム、プラモデル、楽でお金になる仕事。
嫌いなモノ:愛、本物

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