おいしいえび料理のお店見つけたんで、今度行きません？
この質問って実は際どい。
アンケートこそ取ったことはありませんが、10人中5人くらいはアレルギーだったり苦手だったり。人を選ぶ食材、えび。
記者ミホロボットは無論大好き。寿司のネタランキング1位に君臨するくらい愛してます。

そんな人気者であり曲者でもあるえびですが、この食材にこだわる店が東大阪にあるのです。
吉田の中央大通り沿い、「ラーメン工房 えびそば屋 東大阪吉田店」。

中央大通り沿い、新石切方面に車を走らせていると現れる。元げんこつラーメン跡地。

メニューは、えびそばとえびカレーの2本柱。
えびそば＝魚・鶏・豚・野菜・昆布がベースのスープに秘伝の「えびあぶら」を加えたラーメンです。
基本の「赤」(850円)・まろやかな白味噌をつかった「白」・醤油＋黒味噌の「黒」を基本メニューに、えび味噌のつけ麺も。

基本の「赤」に自信作のえびワンタンをトッピング(＋180円)。えびのエキスが効いててウンマ〜。カスタマイズできるのがうれしい。

北海道では「一幻」などえびそばの名店があるものの、関西では馴染みが薄く、業界でも上記の理由から不人気。
「だからこそ、ここでしか食べられないラーメンとして来てほしい」と、逆転の発想を話すのはマネージャーの中村さん。

びっくりドンキーやビアードパパなどのフランチャイズ店をはじめ、レストラン業を運営する「株式会社ビーエムエス」のオリジナルブランドとして、2019年2月にオープンしました。

中村さん(左)は立ち上げから携わり、現在店長は村岡さん(右)。

店舗のキャパシティの広さと外観からよくチェーン店と間違えられますが、実はここ「吉田本店」1店舗のみの営業。
「この店舗は実験的な要素が強いです」との言葉通り、限定メニューや試作も積極的にSNSに発表しています。

テーブル席とカウンター、合わせて50席ほどの広い店内。

今年春にはメニューを刷新し、えびそばのほか「海老カレー」を定番に加えました。
同社のオリジナルブランドカレー店で培った技術を応用し、カレーとえびを合体。中でもチャーシューカツカレーは自信作です。

海老チャーシューカツカレー。2cmはあろう分厚さですが、レアチャーシューなので噛む力がいらないくらい柔らかい。

そうそう、餃子やチャーハンはメニュー表にありません。
「最初はそういうセットメニューも考えたけれど、どうせならえびで突き抜けたいなと考えました」と中村さん。

チャーハンも一時は出していたものの、現在はよりエッジの効いた「えびめし」を提供中。
岡山のソウルフードから着想を得て、オイスターソースや黒味噌などで濃い味をつけています。

こってり大好き！ぜひえびそばと一緒に。

えび好きのための、えび満載ワールド。えび好きにぜひ行ってほしいニッチ店、これからの展開が楽しみです…なんて話していたら、
「いや、うち6月末で閉店するんですよ」って、急に大事なお知らせが。
ガガーン！なんでなんで!?
「現在移転を予定しており、新しいえびそば屋として展開していきます。楽しみにしていて下さい」とのこと。
よかった〜、安心してください。その味と技は今後も継承されます。

ということで今後の展開が決まれば続報を出します。6月いっぱい、最後の最後までえびまみれの「えびそば屋」をよろしくお願いします！

えびワンタンのトッピング、うんまい。

■らーめん工房 えびそば屋 東大阪吉田本店
住所：大阪府東大阪市中新開1-2-27
営業時間： 平日9:30〜15:00(LO14:30)、17:30〜22:00(LO 21:30)
土日祝10:00〜15:30(LO15:00)、17:30〜22:00(LO21:30)
※6月末で営業終了予定
定休日：毎週木・月曜日
電話番号：072-967-7771
駐車場：46台