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- 悔しくも充実した敗戦 ライナーズ1部昇格初戦を4分に及ぶラストプレーの末、勝利できず
悔しい。とにかく悔しい。
2022年12月18日(日)、花園近鉄ライナーズはLEAGUE ONE Division1昇格初戦に臨み、千葉県柏の葉競技場にてNECグリーンロケッツ東葛と対戦しました。
結果は34対36。
ラストプレーでは4分にも渡る連続攻撃を見せるも、最後は敵陣深くでペナルティを犯して、自ら勝利を手放してしまいました。
劣勢から素晴らしい修正力を見せましたが、勝利には至りませんでした。
引き続きご声援よろしくおねがいします。 pic.twitter.com/pMkSLBbMog— 花園近鉄ライナーズ(公式)🐰🏉🚝 (@liners_players) December 18, 2022
ライナーズが持てるリソースを全部使って戦ったときのトップパフォーマンスを100とするなら、今日は50をちょっと切るくらいでしょうか。レジェンドも、日本代表の2人もいない。新外国人選手も若手のホープも出られない。ある種危機的な状況です。
こんなもんじゃない。もっと外にボールを回して驚異的なアタックができる。何度もそう感じるいわゆる「勝てた試合」。しかし勝負事には相手もいて、今日はグリーンロケッツの執念がそれを阻みました。
ライナーズが昨季戦ったDivision2とは、レベルが違う。
試合序盤ではスクラムで負け、ラインアウト後のモールを止められず、12月4日、屈辱のブルーレヴズ戦を思い出させます。
動きも硬く、新司令塔の10ガーデン=バショップからのアタックもギクシャク。4タファがシンビンで10分退場している間に、加点され、前半20分で3-19。ワンサイドを覚悟します。
しかしここからライナーズは立て直しました。4タファのみそぎ的トライを皮切りに、スクラムも改善。逆に相手を押すほど。
2金子が相手の出方とレフェリーの傾向をつかみ、3タンギマナとのコンビネーションでグリーンロケッツのスクラムを封じこめます。
ライナーズは今まで、劣勢を試合中に修正することが苦手でした。この対応力は、この試合での最も大きな成果でしょう。
合計5つのトライ。取り方は全部違う。まだまだとはいえ、引き出しの多さは見せました。
今日出場したメンバーのパフォーマンスは、褒められるべき水準でしょう。ルーキーで開幕スタメンの8宮下も、スクラム改善のキーマンだった2金子も、13小野木のボディバランスも輝きました。3タンギマナがDivision1でもその怪物ぶりを発揮して、安堵しました。
敗因をと聞かれて、最後の長いアタックだと言う人は恐らくいません。多くの人はディフェンスだと感じたはず。たくさんタックルを外されて、強いランナーに走られました。
いつもと違うメンバー、いつもと違うポジション、そしてここ数年になかった強度の高い試合。言い訳はいくつも挙げられますが、それでも6トライは取られすぎです。
星勘定という皮算用をしたときに、昨季最下位のグリーンロケッツは数少ない勝てそうな相手。
「ここで勝たずにどこで勝つ。」
などと、戦前は思っていました。
でも、いざリーグが始まったら、そんなことはどうでも良くて。
最高のパフォーマンスを出さなければ、どの相手でも勝つことは容易でない。2018年から長く下部にいたライナーズが味わうことができなかった、ヒリヒリした戦いが続くのです。
こんな幸せなリーグにライナーズがいて、接戦をして勝って負けてを繰り返す。
来週も試合は続く。1月には花園で3連戦がある。
フィフィタの登場はいつか。
トゥーリスの出場は叶うのか。
ホゼのコンディションはどうなのか。
ごっそり故障している若手BK陣は、いつどこで復帰してくるのか。
期待して、次のメンバー発表を待つことしましょう。
最後に。
ライナーズがこれからしっかり積み上げて成長していけば、勝てない相手はいない。どう積み上げるのか、楽しみでたまらない。
ともあれ皆さん、お疲れさまでした。
参考
今日の試合(NECグリーンロケッツ東葛戦)の詳細
ライナーズの今シーズン(2022-23)日程
この試合(vsグリーンロケッツ)の戦前の見どころ
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