東大阪市をホームタウンとし、今季からJ3リーグを舞台に戦うFC大阪。5月3日(水・祝)、明治安田生命J3リーグ第9節が行われ、FC大阪はアウェイ・サンプロ アルウィンにて松本山雅FC(以下、松本)と対戦しました。結果は0-1で敗戦。連敗となりました。
「雰囲気に飲まれることはなく、逆にどアウェイを楽しもうと。今日の雰囲気はサッカー選手なら憧れる。いつかは花園でもこの光景を見たいですね」と試合後、ゲームキャプテンの西矢健人。
J3としては異例の10,994人が詰めかけ、スタジアムは99:1で松本ファン・サポーターが占めていました。異例と書いたのはJ3の平均観客数はだいたい2,000〜3,000人。松本は平均的に1万人近くを集客しているのです。
ウォーミングアップが始まる前から盛り上がるスタンド。声出し応援も解禁となり、スタジアムには「チャント(応援歌)」が常に響き渡ります。FC大阪サポーターも負けじと声援を送りますが、かき消されてしまうほど。
それでもゲームになると、「試合内容は勝っていた」と志垣良監督が話すように、前半からチャンスを多く作ったのはFC大阪でした。シュートも松本の10本に対しFC大阪は11本。特に前半は松本が3本で、FC大阪は6本でした。
前半、風上に立つFC大阪は最終ラインから前線へのロングパスで、今季初スタメンのFW今村優介にボールを集めます。
「コンディションも上がってきたのでスタメンにしました。前線で溜められるし、起点になれる選手です」と志垣監督。
シュートまで持ってはいけますが精度が悪くなかなか枠を捉えることができず、前半はスコアレスで折り返します。
後半、応援により一層力が入るアルウィン。ホッケー梶間は、”先制を許すと逆転は難しいスタジアムの雰囲気なので、まずは後半先制点を取りたい”と心の中で思っていました。
後半も攻め込む場面が多いFC大阪ですが、松本も選手を入れ替えながら徐々にFC大阪ゴールへ。
すると後半29分。FC大阪ボールのコーナーキックのカウンターから松本が一気にFC大阪ゴール前へ。FW菊井悠介がドリブルで持ち込み、最後はGKとの1対1を冷静に決められてしまい、先制を許します。
最高潮に盛り上がるスタジアム。FC大阪は同点、逆転を目指し攻撃的な選手を投入しますが、最後までゴールとはならず。0-1で敗れ、連敗となりました。
2節続けての無得点での敗戦。
「サイドから良いセンタリングは上がっています。あとは決めきるだけ。触るだけのところもあったし、もう少しゴール前に人数をかけなければ。次節の『生駒山ダービー』では必ず勝てるように練習します」と西矢。
次節は5月13日(土)、アウェイ・ロートフィールド奈良にて奈良クラブと対戦します。奈良クラブは昨シーズン、FC大阪とともにJFLからJ3に参入。現在は暫定首位に立っています。奈良クラブとの試合は「生駒山ダービー」と呼ばれ、選手・サポーター全員が何があっても負けられない試合と燃える一戦です。
また、今週末は天皇杯大阪府予選の決勝戦も行われます。準決勝に勝利したFC大阪は5月7日(日)、J-GREEN堺にて関西大学と対戦です。昨シーズンは決勝で同大学に負けて、天皇杯進出を逃しました。NHK総合(大阪)にて生中継も予定されているので、みんなで応援しましょう。
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