セミシ・マシレワ、スタメンFBでRWCチリ戦へ!君だけにしか出来ないプレーで、日本に興奮を

   

週刊ひがしおおさかがいつも撮影をお願いしている、フォトグラファーのHさんから写真が送られてきました。
「キャプテンズランのマシレワです」
という短いメッセージとともに。

ああ!来た!
うちのセミシがワールドカップの舞台に立つ!

週刊ひがしおおさかが、2017年の入団からずっと追いかけてきた男「セミシ・マシレワ」が9月10日のチリ戦にメンバー入りしました。しかもスターティングメンバーで、15番。フルバックでの出場です。

15ってことは。
グラウンドでチームの1番最後尾に位置し、陣形を見ながらスペースを見つけて攻め上がる「フルバック」というポジションです。あの五郎丸歩さんと同じところ。
さらにディフェンスでは、攻め上がる相手に最後の砦としてタックルしたり、蹴り込まれたロングキックをしっかり処理する役目。

日本代表では、11や14をつけることが多いのですが、

本職は?と聞かれると、やっぱり15、フルバック!

うれしい。めっちゃうれしい。でも、意外。

マシレワは、ちゃめっけのあるキャラクターと天性のスピードで、ライナーズでも日本のラグビーファンにも人気のスター選手。
反面、確実性に問題があり、ディフェンスにしっかりいけなかったり、大切なシーンでのやらかしが、それなりに見られる選手としても有名なのです。6年で劇的に改善はされていますが。

マシレワが日本を飛び立つ直前に教えてくれたエピソードが一つ。
「6歳の息子が、ミサンガを作ってくれた。」
と。

8月18日、日本代表壮行会前の取材。大勢の記者に少し緊張気味のマシレワ。

マシレワは、とにかくずっと練習をしていました。けがで動けないときも、トレーニングは誰よりも長時間念入りに。いわゆる「練習のムシ」。しかし、そこには悲壮感は感じません。誰よりも日本代表になりたいという想いは感じますが、家族とともにとにかく
「今を楽しむ」
という姿勢が前に出ています。

そんな彼のキャラクターは、もちろんチームにも浸透。決定的になったのは、2019年のカップ戦最終戦直前のランチミーティングです。
トライ後のパフォーマンスを、ヘッドコーチに叱られるのではと封印していたマシレワ選手に対し、チーム全体からGOがかかった瞬間です。

類まれな才能を持ちながら、出場機会に恵まれなかった青年が、自由で風通しの良いチームと出会い、環境を楽しむことで、グングンと成長し、個性を活かしてワールドカップの舞台に立つ。直前に出された、ライナーズ公式のメッセージがまたすごい。

本当に感慨深い。6年、よくがんばった。僕たちの誇りだよ、セミシ・マシレワ。そしてたぶん、あなたは世界的な舞台でも僕たちの想像を超えた事件を起こしてくれるでしょう。
それが、どっちに転んでも、それはもう大したことじゃない。
世界中に見せてやれ。世界で君だけにしか出来ないプレーを。

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編集長 前田

編集長 前田東大阪探検隊隊長・編集長

投稿者プロフィール

特定非営利活動法人週刊ひがしおおさか代表編集長兼東大阪探検隊隊長。
ふとした思いつきからはじめたWEBサイトが、13年。
これからは地域に嵐を呼びます。覚悟しろ!

好きなモノ:花園近鉄ライナーズ、阪神タイガース、競馬、ゲーム、プラモデル、楽でお金になる仕事。
嫌いなモノ:愛、本物

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