東大阪市をホームタウンとするFC大阪。2024年11月2日(土)、2024明治安田J3リーグ第35節が行われ、岐阜メモリアルセンター長良川競技場にてFC岐阜と対戦しました。結果は0-2で敗戦。ここまでの成績は13勝12分10敗勝点51、現在の順位は6位です。

豪雨の中、サポーターも多く駆けつけた。

前節、テゲバジャーロ宮崎に敗れ連勝が3でストップしたFC大阪。今季は残り4試合(試合前/順位は5位)で、J2リーグ昇格プレーオフ進出圏内の6位以内をキープするために負けられない試合が続きます。

この試合には、プロ野球・中日ドラゴンズのマスコットキャラクター「ドアラ」もやってきた。

重要な一戦でFC大阪を襲ったのは豪雨でした。この日は台風の影響もあって全国的に超大雨。関西では、よほどの限り中止とならないラグビーの試合(トップウェストAリーグ)も中止になるほど、天候は荒れ模様でした。

FC大阪を取材してきて1番の大雨だったかもしれない。

久々にスタメン出場したMF利根瑠偉は試合後のインタビューで、「(大雨で)状況を判断してやるべきプレーを変えられなかった。相手は上手く対応していた」と振り返ります。

「自分の強みがなかなか出せなかった」と利根。

FC大阪は今季、カウンターから縦に早いサッカーで相手ゴールを目指してきました。しかし、雨でピッチの芝は重くボールが止まります。普段なら通っていたパスやドリブルで苦戦し、なかなかボールを前に運ぶことができません。
そしてそのボールを奪われてピンチになる場面もありました。

スリップして転けるFW古川大悟。

前半はなんとか凌ぎ切り、0-0のスコアレスで折り返します。

しかし後半、FC大阪は前半と同じスタイルで戦ったのに対し、岐阜は「ハーフタイムに、後半は右サイドが水たまりが少なく攻めやすいと判断し、そこから攻撃を組み立てた。」(天野賢一監督)
ピッチの状況を見てスタイルを変えた岐阜に軍配が上がったのです。

FC岐阜の天野賢一監督。

まずは後半25分。岐阜のコーナーキックからMF松本歩夢にゴールを許し先制点を奪われます。

【J3リーグ第35節】
🆚FC大阪

〈GOAL PLAY BACK〉
No.19 #松本歩夢

コーナーキックのこぼれ球を左足で振り抜いて先制点😆🙌
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— FC岐阜 (@fcgifuDREAM) November 2, 2024

「最初の失点で少し集中力が切れて下を向いてしまった。」(大嶽直人監督)
その5分後、岐阜が狙っていた右サイドから崩されてMF北龍磨にシュートを決められてリードを広げられます。

【J3リーグ第35節】
🆚FC大阪

〈GOAL PLAY BACK〉
No.6 #北龍磨#西谷亮 選手が抜け出して折り返したボールに合わせたのは北龍磨ーーー😆🙌🙌
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— FC岐阜 (@fcgifuDREAM) November 2, 2024

FC大阪も最後までゴールを狙いにいきますが最後まで決定的なチャンスを作ることができず、0-2で試合終了。残り試合が少ない中で痛い連敗となりました。順位は1つ落として6位。なんとかJ2昇格プレーオフ圏内に留まっています。

試合終了直前には雨が上がり、虹も架かっていた。

2試合続けての無得点となったFC大阪。この日ゲームキャプテンを務めたDF舘野俊祐は、「残り試合が少なくて得点が奪えてない焦りからか、みんながバラバラの動きをしてしまっている。自分たちの強みが出せるプレーは何なのかもう一度突き詰めて、みんなで1つになって勝利を目指したい」と話します。

試合終了後のゴール裏サポーターへのあいさつで、最後まで頭を下げていた舘野(写真右)。

次節はホームゲームでY.S.C.C.横浜と対戦。前回の花園では劇的逆転勝利を収めているだけに、3試合ぶりの勝利を掴み取りたいところ。2024年11月9日(土)13時キックオフ。

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