たまの外食、おいしいお酒、楽しい会話。充実した時間を過ごした後、さあシメは、ラーメン?うどん?いえ、若江岩田では「最後にコーヒー飲む?いいお店があるんだよ」が最近のはやり。

店主さんと本の趣味がかぶって喜ぶmihorobot
岩田北本通り商店街の一角、岩田墓地のほど近く。ひっそりと、本当にひっそりとした店構えの「NOIX(ノア)」は、なんと22時開店のカフェ。「え?22時ってバーじゃないの?」と思った皆さん、その謎を少しずつ解き明かしていきましょう。

なぜかいつも自転車が1台停まっています。
NOIXのカフェ要素1 本がおいてある
お店に入ると、まず目に飛び込んでくるのが大きな本棚。村上春樹から稀代の奇書・カフカの「変身」まで。これ、店主のあやなさんが大の読書家。実際に読んで、お客さんに読んで欲しい本なんだとか。東大阪探検隊のmihorobotも、実は本の虫ということもあって、2人の書籍トークが花開きました。

どこから見ても、オシャレカフェ。
NOIXのカフェ要素2 広々とした明るい店内に、清潔感のある家具と食器
カウンターありテーブル席あり。1人でもグループでもゆったりとくつろげる店内は、澄んだ空気が漂う、ヨーロッパ調の空間です。木製のテーブルとイスに座り、柔らかい照明の下でゆっくり本を読む。コーヒーカップ、お皿、フォークやスプーンもデザインに優れたこだわりばかり。「くつろいでもらえたら」というコンセプトが隅々まで行き届いています。

隅々まで行き渡るこだわり。オシャレポイントを探せ!
NOIXのカフェ要素3 五感で味わう本格派コーヒー
とにかく、コーヒーがおいしいのです。それもそのはず、小阪の名店「富山珈琲」から仕入れている本物のスペシャリティコーヒーを提供しているから。これもあやなさんが「一度飲んで、すっかりファンになってしまって」という、こだわりの逸品なのです。おいしいコーヒーを味わうための準備が、しっかり整えられ、本格派のコーヒーが登場する。五感でコーヒーを味わうお店です。

コーヒーは、富山珈琲から。選択が渋い。
NOIXのカフェ要素4 フードがやさしくておいしい
ブラックボードに書かれているのが、その日のフードメニューです。「とことん勉強してしまう性格」と自身が言うように、あやなさんが考えぬいたメニューが並んでいます。取材でいただいたのは、牛筋カレー。「なんだよくバーにあるやん」と思うなかれ。スパイスを使い、野菜やフルーツから自然な辛味と甘味を出して「いろんな味がするカレー」がNOIXの定番なのです。

いろんな味がする、牛筋カレー。
おすすめはパンケーキ。昨今のパンケーキブームでクリームやフルーツがモリモリになったものがもてはやされますが、NOIXでは、バターとシロップ。生地のほんのりした甘さと暖かさを味わうには、余計なものは必要なし。お酒の後でも、口とおなかに優しい、本格派です。

今はやりのパンケーキも、シンプルイズベスト!これがこだわり。
NOIXのカフェ要素5 壁に聖書の一節が
カウンターの上に描かれるのは、なんと聖書の一節。もちろんあやなさんが自分で書かれました。大好きな小説「A WALK TO REMEMBER」で登場するのだそう。なんとあやなさんは帰国子女。なるほどそれで、このお店がこんなコンセプトなんですね。

手書き自己流なので、若干凸凹してますが、そこも味。
定休日は日曜日、開店は22時から。閉店は午前2時なので「飲み会の帰りに、ちょっとクールダウン」に最適のお店です。もちろん、そんな時間ですから、お酒もあり。「お客さんのリクエストに応じて、少しずつ増やしています。」とのこと。
一日の最後にまとめをしながら、ゆっくりとおいしいコーヒーを。大人しか行けない時間の、大人のための本格カフェ。この感覚を楽しまなきゃ、人生ちょっと損するかもよ。

あやなさんとmihorobot。実は1才違い。
取材店舗データ
店名:Cafe NOIX
住所:東大阪市岩田町5-19-6
電話番号:なし
定休日:日曜日
営業時間:22:00〜2:00
駐車場:なし
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