月曜日にしか行われない軟式野球クラブチームリーグ。その名も「大阪マンデーベースボールリーグ」。

プレーするのは好きだから!この笑顔がその証。
そんなちょっと変わったリーグの開会式と開幕戦が、先日東大阪市花園セントラルスタジアムで行われました。
2月8日(月)、一般的にはド平日。隣接する産業道路には、忙しく車が行き交う午前9時に開会式がスタートします。
参加したのは、大阪一円から集まった、月曜日にしか活動できない19チーム。それぞれがチームのプラカードを持って入場します。

花園セントラルスタジアムがこんなに本格的に使われるのを始めてみました。

19チームがスコアボードをバックに並ぶと、壮観!
スコアボードには「2016年度第19回大阪マンデーベースボールリーグ開会式」の文字。さらに行進に合わせ、場内アナウンスでチーム紹介が流れます。予想を遥かに超える立派な開会式。度肝を抜かれてしまいました。
「私も東大阪市内で理髪店を営んでいます。同じように、月曜日にしか休めない人がリーグに参加してくれています。曜日限定のリーグで19年。19チームとなると、全国でも屈指のリーグだと自負しています。」と話してくれたのは、藤原三男さん。リーグの会長にして19年間大阪マンデーベースボールリーグを引っ張ってきた、生き証人です。

活動拠点は東大阪近辺。東大阪MetalCatsの目標は「優勝」とのこと。
チームのスタンスも様々です。外食チェーンや自動車販売業などの職場チームもあれば、いろんな職場から集まったチームもあります。会社からバックアップがあるチーム、すべて手弁当でこなすチーム、休みが取りにくいチーム、様々な立ち位置のチームが1つのリーグで覇を競う。それが大阪マンデーベースボールリーグ。共通項は「月曜日」ただそれだけ、あればいい。
開会式の10分後には早速開幕試合、東大阪MetalCats対タイヨーフレンズがプレイボールです。

「よろしくお願いしま〜す!」どんなスポーツでも、試合前後のあいさつは必須!
フレンズの先発・元吉投手(自営業)が素晴らしいピッチングを見せMetalCatsを完封。打線も初回から猛打爆発で、8−0のコールドゲームになりました。
試合結果は大味でしたが、エラーをしても三振しても、もちろんヒットを打てばなお、みんな楽しそう。これこそスポーツの原点。ベンチからの野次も、全部笑えるものばかりです。

タイヨーフレンズの皆さん。メンバーは美容師、イタリアンのシェフなど、職業は多種多彩。
第2試合には、昨年優勝のパルプンテいずみが登場。RED HAWKSとシーソーゲームを繰り広げますが、7−4で6回時間切れ終了。90分を超えて、次のイニングに進まない、草野球ではお馴染みのルールです。

左投手が出てくると、とりあえずみんな緊張するのが草野球のお約束。
19チームの勝点制総当りリーグを行った後、上位6チームの決勝リーグと下位の順位決定リーグを開催。優勝を争います。その他、夏のカップ戦、リーグチャンピオンと他県のチャンピオンとの統一戦、選抜チームを結成して他リーグの選抜チームと対戦など、盛りだくさん。学生のリーグも真っ青の充実ぶりです。12月までびっしり日程が詰まっていますが、もちろん月曜日限定です。

素晴らしいスイング。まとまりのある素晴らしいいプレーが光りました。
会場は、東大阪市の金岡公園や吉原公園、門真や久宝寺などを使用。これから毎週、東大阪では月曜日に熱戦が繰り広げられます。
月曜日は、野球曜日。だって、マンデーベースボールリーグがあるからさ!
※週刊ひがしおおさかでは毎週、大阪マンデーベースボールリーグの結果をトップページに掲載します。たまに写真も掲載します。
■大阪マンデーベースボールリーグ
日時:2月から12月まで
場所:東大阪市近辺の野球場
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