ライナーズ完封負け…でも一歩前進！セミシ・マシレワもお披露目

大阪府警察との対戦で大勝し、幸先の良いスタートを切ったライナーズ。
この調子で今日のオープン戦も白星をあげるぞ！とファン的には意気揚々。
6月10日(土)Hondaアクティブランド、HondaHEATとのオープン戦に臨みます。
忘れもしない昨シーズン。トップリーグ第9節で大敗を喫した相手です。

ビジターのライナーズですが、もちろんファンたちはアクティブランドまで駆けつけました。

今シーズン、Hondaはトップチャレンジリーグに降格しましたが、油断なりません。
今日は南アフリカ代表経験者のデオン・ステフマンや日本代表経験者のマパカイトロパスカなどの強力選手が先発入りし、けっこうガチな雰囲気。
ライナーズのスタメンは、新加入の高島、寺田、ティーポレ。ベテランの統悦、重光、田中。新人からベテランまで、幅広いメンバーで挑みます。

13時30分、キックオフと同時にHondaが攻撃開始。
キックを使って前へと出られ、自陣でのプレーに持ち込まれます。
前半4分、相手ボールのラインアウトからモールで攻められ、トライを奪われます。
うーむ、良くない入り出し。

マパカイトロパスカを止めて〜！

ライナーズがボールをもってもパスミスを連発。
ただ、序盤からペースをつかまれてはいますが、スクラムは押し負けないのが今年のライナーズ。
ボールがタッチラインの外に出た場面ではラインアウトを選択せずにクイックスロー。
今までならあまり見られなかったプレーも飛び出します。これがオープン戦の楽しいところ。

第1列中央は、加入後初先発の高島。

ボールをもつと止まらないHondaの外国人選手相手に、とにかくディフェンスしなければ！と体を張るのはCTB森田。
好タックルで相手の猛進を防ぎます。

タックル直前の森田。相手の動きを冷静に判断。

しかし、前半40分に2トライめを奪われ0-14。
ほとんど相手陣でプレーできないまま前半が終了します。

まずは1本取りたい後半。メンバーをガラッと入替えます。
新人のPR山口、尾上も入り、SOには3年めの三原。
後半3分、タックルミスからいきなりトライされますが、その後は右へ左へパスをつないでじわじわと攻め出すライナーズ。SO三原のキックも良い。
ただ、相手の堅いディフェンスが行く手を阻み、チャンスをつかみきれません。

キック、アタック、ディフェンス、すべてそつなくこなす三原。

後半20分、さらにもう1本取られると登場したのは、新加入のFBマシレワ。
パスを受けると、するするディフェンスを抜いていきます。…は、速い！！
そこからはライナーズの攻撃へと攻守逆転。

待ってました！初お披露目のマシレワ。軽快なステップワーク。

後半終盤、相手陣22m内でマシレワが相手の蹴ったボールをチャージすると、フェーズを重ねていよいよゴール前へ。
ラストプレー。なんとか、1トライ取ってくれ。
マイボールスクラムからBKでつなげ、ティーポレ、統悦がフィジカルで前へ。あと3m。
そこからBKで左端へ。あと1m！
しかし、すでに待ち構えていたHondaの壁を突破することはできず、ボールを落として0-28で試合が終了。