今年も高校ラグビーがやってきた！
改修工事真っ只中の花園ラグビー場ですが、それでも「聖地」は譲れない。
12月27日(水)、「第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会」が花園で開催されました。
週刊ひがしおおさかでは、今回も1月8日(月)の決勝戦まで全試合ダイジェストにしてレポートします。
初心者のあなたも、「観戦してないけど知ったかぶりたい」というあなたも、ダイジェストを読めば知った気になれます。

大会1日目(12月27日)のトピックス

・開会式に毎年恒例の人文字が登場し、ラガーマンを出迎える。森元首相のあいさつはなし。
・タレントの小島瑠璃子さんが開会式であいさつ。あまりの可愛さに会場がどよめく。
・ラグビーフリーペーパー「DAEN」を会場で配布。正面入口すぐのパンフレット売り場にて。
・高鍋vs國學院栃木が好カード。接戦に会場が沸く。
・流経大柏&報徳学園、100点ゲームで2回戦へ。

全試合ダイジェスト

山口14-36黒沢尻工
フィジカルが持ち味の「赤べこ軍団」黒沢尻工が、第1グラウンドのオープニングゲームで白星をあげた。
中でも11阿部は前半開始2分のトライを皮切りに3本奪い、勝利に貢献。山口も負けじと前後半で1本ずつトライをあげるが、一歩及ばなかった。

鹿児島実業38-12函館ラ・サール
前半は両者交互にトライを重ねて接戦に。
後半、強みのFWで圧力をかけた鹿児島実業に対し、プレッシャーで足が止まる函館ラ・サール。
鹿児島実業は相手に得点を許さず、その後3トライをあげて実力の一端を見せた。

倉吉東0-107流経大柏
花園常連校の流経大柏が圧倒し、計17トライを量産。この日最多得点の100点ゲームとなった。
6年ぶりの出場となった倉吉東は果敢にタックルを仕掛けるが、流経大柏の猛攻を止めることはできなかった。

高松北12-41東海大翔洋
ラインアウトを起点にアタックを仕掛ける東海大翔洋がリードするが、高松北もボールを動かすプレーで食らいつき、前半を12-15で終える。
後半は東海大翔洋がFWでゲームを支配。2回戦へとコマを進めた。

高鍋15-24國學院栃木
高鍋のキャプテンSH井俣が正確なキックと球出しでトライのきっかけをつくり、2本先制。前半を12-5で終え流れをつくったかに見えたが、國學院栃木は強靭なFWで対抗。ついに後半21分、モールから14近藤、13石川とつないで逆転すると、その後も1本取った國學院栃木が1回戦きっての好ゲームを制した。

城東7-47日川
前半から日川が左右に幅広くボールを回し、城東のディフェンスを振り切ってリードを奪う。
一方、城東も後半は相手ペナルティからチャンスを作り、トライを決めるなどリズムをつかみ始めたかと思われたが、時間が及ばす日川が1回戦突破を決めた。

長崎南山29-5新潟工業
試合開始から新潟工業陣内で試合が続くが、長崎南山はミスでリズムに乗ることができない。対する新潟工業は18分に敵陣ゴールライン前でラックからモールを組んでトライを奪い先制する。
この失点で目が覚めた長崎南山は、9竹ノ内のゲームメイクから前半22分に逆転トライを奪うと、その後もSHからリズムを作ってトライを量産し、29-5で勝利した。

報徳学園105-0富山第一
全国屈指のBK陣を有する報徳学園が試合開始早々から13江藤の縦と10から15全員が参加する横展開で、着々と得点を重ねていく。前半だけで実に49得点を得て、後半はそれ以上に展開。富山第一はディフェンスが高く、アタックを止めることができない。105-0で報徳学園が圧倒した。

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ラグビーフリーペーパー「DAEN」2.5号(花園特別号)は高校ラグビーにて配布中！
会場(第1グラウンド)正面入場口すぐ18ゲート前のプログラム販売所にて設置しています。