知ったか！第97回高校ラグビーダイジェスト 12月28日(木)1回戦②

高校ラグビーを見ていなくても、知った気になれるダイジェスト！
今日の全試合をレポートにしてお届けします。(1日め12月27日(木)のレポートはこちら)
2日めの12月28日(木)は、昨日に引き続き1回戦。計11試合が開催されました。

ぎゅうぎゅうの噴水広場。今日から休暇に入る社会人が、多く押し寄せた。

大会2日目(12月28日)のトピックス

・「RE:MEMBER花園ラグビー場」の展示ブースが登場。
・週ひが、会場で多くの関係者に声をかけられる。第1から第3グラウンドまでの移動に1時間かかった。
・注目カードの常翔学園vs仙台育英は、常翔学園に軍配があがる。
・初出場の昌平。八幡工と接戦の末、2回戦出場をもぎ取る。

全試合ダイジェスト

大分舞鶴57-7朝明
名門・大分舞鶴が、得意のモールを武器にして大勝。前半は風下だったものの、体の大きなFWがフィジカルで攻め計9本のトライをあげる。対する朝明は、後半11分にゴール前5m付近のラックから右へ展開してBKでつなぎ、12梶島が中央にトライ。なんとか1本を取り今シーズンの花園を終えた。

倉敷工5-26飯田
1000人の応援団を背に戦う飯田が主役となったゲーム。50m6.6秒の走れるPR、3棚田が力強い突破を見せ、2トライと勝利に貢献。
前半0点の倉敷工は後半17分にゴール前のラックから8大原が持ち出し右サイドにトライを決めるが、それに留まった。

尾道57-0岐阜工
尾道が完封勝利。U17日本代表の8高武を中心にFWで攻め、敵陣深く入るとモールを形成し前へ進んでトライを量産。ディフェンスでも勝る尾道は相手にプレッシャーをかけ、攻撃につなげる。
一方岐阜商工も攻める姿勢を見せるが、尾道の強固なディフェンスで、前に進むことを許されなかった。

若狭東66-0山形南
山形南主将の選手宣誓で開幕した高校ラグビーー大会。花園常連校の若狭東との対戦は、序盤からキックを有効に使われリードを奪われる展開に。後半も若狭東は強いフィジカルでディフェンスを突き破り、66-0と完封勝利を収めた。

熊本西78-0青森北
この日一番点差が開いたゲーム。得意のモールで攻める熊本西に対し、青森北はディフェンスで対応できない。優位に立った熊本西は後半、展開ラグビーでさらにオフェンスの幅を広げ、2回戦へとつながる勝利を収めた。

コザ7-67明和県央
明和県央は試合開始直後から、9金子の作るペースで優勢に試合を進めると、コザのミスを誘いFWとBKが一体になってトライを積み上げていく。
0-67で迎えた後半ロスタイム、ようやく敵陣深く攻め込んだコザは13髙江洲を中心にフェイズを重ねていく。ついに33分、髙江洲が押し込んで作ったラックから、15普久原が飛び込んでトライ。一矢報いて試合が終了した。

松山聖陵14-27茗溪学園
先制トライは松山聖陵。序盤は松山聖陵ペースかと思われたが、徐々に茗溪学園が古豪の実力を発揮する。スクラムやラックなどで強さを見せ連続トライを決める。松山聖陵も終盤に得点をもぎ取ったが、茗溪学園が地力で勝る結果となり2回戦進出を決めた。

常翔学園61-15仙台育英
花園常連校同士が1回戦で激突する注目カードは、前後半合わせて9本のトライをあげた大阪第一代表の常翔学園が快勝。前半5分に9前田の早い展開を起点にし、11河野がトライを決めると終始試合の主導権を握り続けた。仙台育英は15千葉が前半に2トライを奪うも及ばなかった。

土佐塾45-10中標津
６年連続出場の土佐塾は、相手のミスを見逃さず前半15分までに３本トライを奪って中標津を圧倒。特に前半は15田中が3本のトライを決めゲームの主導権を握った。
中標津はCTBの縦攻撃を使い前後半1本ずつのトライをあげるが、点差を縮めることはできなかった。

和歌山工14-22郡山北工
郡山北工が後半の逆転で接戦をものにした。
前半を4点ビハインドで折り返すと、後半5分にゴール直前の左隅ラックから持ち出した1伊藤のトライで逆転。その後は一進一退の攻防が続くも、リードを守った。
和歌山工は前半2本のトライなどで優位に立ったが、相手の守りを崩せなかった。