週ひがは見た!関西セブンズの熱い2日間!

   

このところ、何かに触れたかのような更新頻度で「どうしたの?仕事なくなったの?」「そんなにいっぱい書いてしんどくならない?」など、周囲に心配の声が上がっていた週刊ひがしおおさか。つい3ヶ月ほど前までは、毎日更新なんて夢のまた夢の中。「仕事が忙しくなると更新が滞る」などと自嘲していましたが、なんとこの3日ほどでアップした記事は1つ!よっぽど忙しいんだろうな…

と思っていた読者の皆さん、正解です!週刊ひがしおおさか、4月7日と8日に開催された、2018関西セブンズフェスティバルのライブ中継を担当していました。

今年の関西セブンズは、奈良県・天理親里競技場!

え?セブンズ?フェスティバル?関西?
関西セブンズか。そういややってたな。
などとお思いの諸兄、そのあたり今回はまるっとお伝えいたします。
題して「週ひがは見た!関西セブンズの熱い2日間!」

喜びを爆発させるガッツポーズ!セブンズには、こんな魅力があるのだ!

関西セブンズフェスティバルとは、7人制ラグビーの大会。私たちが見慣れた15人制の大会とは違い、7人の少人数で選手がビュンビュン走るラグビー。7分ハーフで前後半を行い、だいたい20分あれば1試合を終えられるので観る方はお手軽。そんな7分✕2を16チームにより何試合も行って、2日間でチャンピオンを決めようというやる方は超絶しんどい大会なのです。
週刊ひがしおおさかは2013年よりライブ中継を担当しています。

セブンズの楽しさは、前述したスピード。目まぐるしく変化する展開と20分間隔でチームが変わる目新しさもあって、世界ではワールドシリーズが開催されるほど人気の興行。オリンピック種目にもなり、リオでも日本代表が4位になると各方面から注目されてきています。

7人になっても、グラウンドの大きさは同じ!

関西セブンズの1日目は予選プールです。関西(ラグビー的な関西は静岡から山口まで)の大学8チーム、社会人チーム4チーム、クラブチーム3チーム、県選抜1チームの計16チームが4プールに分かれて総当たり。各プール上位2チームが2日目の決勝トーナメントに残ります。

関西ラグビーフットボール協会HPより。1日目のプール分け。

1日目、もっとも勢いがあったのが天理大学。ムロオ2017関西大学ラグビーAリーグ(15人制)の覇者であり、全国的にも名の知られた強豪は、走力を活かすチームのスタイルもセブンズに合致。3試合全てを圧勝して強さを印象付けます。
続いて「強い!」と感じたのが大阪府警察。毎年関西セブンズに情熱を注ぐ大阪のポリスマンは、筋肉の張りが違う!海外のセブンズチームのような、強さを兼ね備えた速さでバコバコと相手ディフェンスを突破しました。

ディフェンスを物ともしない、大阪府警察の突破力!

4プール24試合が終了し、トーナメントの組合せが決定。
天理大学は1番左、大阪府警察は1番右。これを見た多くの人は「決勝戦は天理大学と大阪府警察で決まりか」と思ったことでしょう。ところが。

2日目、1回戦第1試合で天理大学が関西学院大学に圧勝するスタート。2試合目は京都産業大学が辛勝し、3試合目は近畿大学が同志社大学に圧勝して、第4試合・大阪府警察対摂南大学が始まります。
大阪府警察は社会人の強豪。今回もトップウェストAリーグ(関西社会人1部リーグ)から唯一のトーナメント進出です。対する摂南大学は、昨年度のAリーグで最下位になり入替戦でも敗北してBリーグに落ちたばかり。
そんな摂南大学が、なんと大阪府警察に17-26で勝ったのです。失礼ながら予想外の勝利にスタンドは大盛り上がり。しかし、前日から予兆はあったのです。

俺達はもうやるしか無い!そんな声が聞こえてきそうなプレー。

昨シーズンまでの摂南大学は、ファンからも「自信がなさそうだな」と感じる戦いぶり。セブンズ日本代表に名を連ねる留学生(ジョネとサミソニ)を要するにも関わらず、ディフェンスで後手に回って大量失点で敗北していました。

それが!この大会では1日目から元気爆発。3年生になったマタエナ・イエレミアとタンギパ・タリフォロフォラの2人も大活躍!さらに岡田、西原、前川など日本人プレーヤーも力強いランニングでトライを奪い取ります。とにかく元気。そして楽しそう!そんな姿を見ていた人たちから密かに、
「摂南…強くないか?」
とささやかれていたのです。

迷いがないプレー!俺達は強い!

続く準決勝では近畿大学にも勝って決勝に進出。そして、予選プールで19−48で負けている天理大学と対戦することになったのです。

決勝戦でも摂南大学は勢いを持続します。開始すぐにタリフォロフォラが個人技でトライ。続いて3分に西原もトライを奪って14-0。4分に1本返されますが、6分にまたタリフォロフォラが相手ディフェンスの隙きを見逃さずにトライを上げるとなんと21-5で前半を折り返します。

今大会を面白くしたのは、間違いなく摂南大学。

「こ、これは摂南優勝しちゃうのか?」
「もうお前ら勝っていいよ!」
「ジャパンセブンズに行って『俺ら実はBなんすけどね!』って言ってこい!」
※関西セブンズで優勝すると全国大会である「ジャパンセブンズ」に出場できます。

など、ファンからも好意的な声が。
ところがここからが王者天理大学。後半開始から一気に3トライを摂南のミスから奪って、試合が終われば26−33。
ものすごい逆転劇と、両チームの健闘に大きな拍手が起こりました。

強かった!天理大学の強さが光った圧勝劇。

優勝は天理大学!15人制でラグビーファンを魅了するスピードと連携は、セブンズでも健在でした。
惜しくも準優勝、この大会を思いっきり盛り上げた摂南大学。これからどんなチームになっていくかめっちゃ楽しみです。

最後に、副次的なものではありますが。
1日目の16時頃から話題になっていたのが、Twitterのトレンドです。
なんと「関西セブンズ」がトレンド入り。

編集長・前田のトレンド。1位になっていたユーザーも多いようだ。

Twitterのトレンドとは、その瞬間にユーザーにとって価値が高いであろうキーワードをランキング形式で表示されるもの。ランクインする仕組み・アルゴリズムをTwitter社は公表していませんが、フォローしているアカウントから分析され「今話題になっている」と判断されると「トレンド入り」するのです。
各チームのアカウントが試合経過を頻繁にツイートしたり、選手やファンが応援ツイールを発信したのが要因になっているのではと推測できます。

どうやら「関西セブンズ」で検索してみると、チームやファンに紛れてラグビーとは全く縁がない人の「関西セブンズってなんのこと?」という驚きのツイートもちらほら。
これは気持ちがいい。

チームの、みんなのつぶやきが日本に伝わった!

僕達がラグビーの価値を高めるためにやってきた様々な積み重ねが、少しだけ実になったと感じた瞬間でもありました。
話題になって、よかった。がんばってきてよかった。

さて、YoutubeLIVEにて週刊ひがしおおさかが担当したライブ中継、2日間合わせてのべ15,000人以上の方に視聴いただきました。もちろん、観客数を軽く上回ります。
開始した頃は「中継したらお客さんが減る」と心配された無料のネット配信も、楽しみの一つとしてすっかり定着してきた感があります。
週刊ひがしおおさか、今後もっとラグビーの試合を中継したいなと感じる2日間でした。

みなさま、お疲れ様!

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編集長 前田

編集長 前田東大阪探検隊隊長・編集長

投稿者プロフィール

特定非営利活動法人週刊ひがしおおさか代表編集長兼東大阪探検隊隊長。
ふとした思いつきからはじめたWEBサイトが、13年。
これからは地域に嵐を呼びます。覚悟しろ!

好きなモノ:花園近鉄ライナーズ、阪神タイガース、競馬、ゲーム、プラモデル、楽でお金になる仕事。
嫌いなモノ:愛、本物

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