永和図書館が、永和に帰ってきた!
河内永和駅南側の旧市民会館跡地に、東大阪市立永和図書館がリニューアルオープンしました。
コロナウイルスの感染拡大防止により利用開始時期を延期していましたが、5月22日(金)に対策万全で帰ってきました。そりゃあもう首を長くして待っていましたとも。

1Fは図書館、2Fは東大阪商工会議所の一体型ビル。商工会議所はひと足早く1月からスタートしていました。
さて、館内紹介の前にちょっとおさらいを。
永和図書館は1949年永和駅北側に開館。市内で一番はじめに誕生した図書館で、名称は「布施市立図書館」でした(当時は布施市だったため)。
2012年には建物の老朽化により、布施駅北側の「ヴェル・ノール布施」3Fに暫定施設として移転。
そして71年目を迎える今年、永和に帰ってきたのです。

1Fエントランスを入ると左手に入口が。
以前の暫定図書館に比べると面積がグッと広くなり、閲覧スペースに配架できる書籍も増えました。席数はおよそ100席と倍に。イベントやワークショップができるマルチホールも設置し、コンセプトの1つである「市民と共生する場」を提供できるようになりました。
※現在コロナウイルス感染拡大防止のため通常時の対応と異なります。詳しくは公式サイトをご覧ください。

本来は3月にオープン予定で、内覧会が行われたのは2月。記者・ミホロボットはまだ妊娠中でした。

こちらは書庫。閲覧室に8万7000冊、書庫に4万9000冊の合計蔵書数13万6000冊を所蔵しています。
入口付近には子どもの目線の高さに合わせた児童書や雑誌コーナーやを配架し、館内奥まで見渡せるよう工夫されています。広さがより強調される構造!
館内に入って一番最初に目に飛び込んでくるカウンター前には、児童書の企画展示コーナーも。

2ヶ月に1度入れ替えていく予定。この裏にある漫画コーナーは常設で、「ドラえもん」が全巻あったぞ!藤子・F・不二雄ファンのミホロボットは狂喜乱舞。
児童書コーナーには絵本の読み聞かせができるスペースもあり、今後は定期的なイベントの開催を行っていく予定です。

読み聞かせスペースは靴を脱いで利用しよう。

子ども用の椅子も増え、のんびり読書が楽しめるように。そら豆型の机もかわいい。
さらに注目ポイントの1つとして、ビジネス支援コーナーを新設。窓口でのサービスの紹介など、商工会議所と相互に連携したサービスの提供が可能となります。

ビジネス支援コーナー。コンセントも完備され、パソコン作業もしやすそう。

ビジネス関連書には、東大阪らしい企業の社史もそろう。面陳列された「鳥貴族」の社史、絶妙なチョイス!
ほかにもバリアフリー図書、シニア図書、子育て支援コーナーなど、誰でも使いやすいよう配架されています。新しい時代にふさわしいユニバーサルデザインといえるでしょう。

バリアフリー図書付近には、目が不自由な人が楽しめる「耳で聞く図書」も大きく展開されています。
コロナウイルス対策として、当分の間は入館人数と時間を制限。先着順で入場整理券が配られ、30分ごとに30人ずつの入れ替え制となります。
また、通常時は最大10冊までを2週間の貸出ですが、現在は最大20冊3週間まで。返却後は消毒し、本棚に戻されます。

5/23、オープン翌日の館内の様子。テーブルと椅子も、間隔を開けて。

コロナシールドもぬかりなく、受付スタッフはフェイスシールドと手袋を着用。入口にはアルコール消毒あり。
さあ、ようやく開館だ!
新しくなった永和図書館は、「おかえり」とともに新しい発見があるはず。

案内板には「東大阪フォント」が使用されていました。
■永和図書館
住所:大阪府東大阪市永和2丁目1−1
電話番号:06-6730-6677
通常開館時間:9:00~21:00(新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、当面は9:00~17:00)
休館日:なし(蔵書入替の際は休館)
アクセス:河内永和駅/JR永和駅より徒歩2分
※現在コロナウイルス感染拡大防止のため、通常時の対応と異なります。詳しくは公式サイトをご覧ください。
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