1人でも仲間とでも、ウェルカム！東大阪・日下に爆誕した「モンキー×モンキーズ」はポップでチャレンジャーな焼鳥居酒屋

孔舎衙って読めます？
普通読めませんよね。でも生粋の東大阪っ子ならちゃんと「くさか」って読めるはず。
今日はその、東大阪随一の難読地名「孔舎衙」にできた居酒屋を紹介します。地名的には「日下」が正解なんだけど。

絶対に見逃さない！「何ができたんや！？」って思ってた読者も多いハズ。

旧国道170号線沿い、日下4丁目交差点から北にすぐ。右手になかなか派手なお店ができてるのを知ってるかい？
こちら、「居酒屋モンキー×モンキーズ」。8月1日にグランドオープンを迎えた海鮮と焼鳥がメインの居酒屋さんです。
「んー、なんかありきたりじゃない？週ひが、普通の居酒屋も紹介するの？」
と思った読者諸兄。スイート。思いっきりスイートですよ。白穂の「若江城」くらいスイートですよ！

参考：SKE48斉藤真木子さん、白穂に再来！いちご大福をお買上げ

新石切駅から歩いて25分。決して駅チカとは言えないお店を紹介するには訳がある。
プレオープン中の7月下旬、無理言って取材してきた成果をとくと見よ！

まずは場所の確認。住所的には「日下町6-1-4。

車で通るとね。いい場所ですよ。でも、居酒屋ですよ。アルコールがつきものですよ。
「大丈夫か？」
って思った読者諸兄、だいぶスイート。白穂の「あんドーナツ」くらいスイートですよ。

参考：白穂の「あんどーなつ」ビジネスに迫る！午前中に完売する理由とは？

まずひときわ目立つ外観。
ようやく口説いてデートにこぎつけたあの子が
「どこにお店があるかわからなかった」
なんて言い訳絶対にできない、このイラスト。

「大好きなアーティストのBOXER JUNTARO さんにお願いして描いてもらったんです。」
と話してくれるのは、オーナーの垣内さん。孔舎衙小学校→中学校出身で、今年で32歳。近くでカーショップも経営する若き青年実業家。

「私、BOXER JUNTAROさんインスタをフォローしてて！ほんものだ！」by ミホロボット

「幼馴染で店長の塩谷と、いつかお店をやろうと準備を進めていたんですよ。」
お店に立つのは塩谷さん。今年31歳で、もちろん孔舎衙小学校→中学校出身。垣内さんとは、地元の少年野球チーム「ジュニアモンキーズ」で一緒にプレーした仲だとか。

左・塩谷さんと右・垣内さん。モンキー×モンキーズのポーズです。

いやしかし。いくら2人に「地元でお店をはじめました」って言われてもですよ。飲食店としてのレベルが低いお店は週刊ひがしおおさかは取り上げるわけにはいかない。
例えそれが新規オープン店舗であろうともだ。
「なにが売りの居酒屋ですか？」
もちろん僕は、そう聞かざるを得ない。読者を裏切るわけにはいかない。
「お店は、海鮮と焼き鳥をメインの和風居酒屋です。でも、今日は食べてほしいものがあるんです」

カウンターでワクワクドキドキ、焼いてもらってるときの緊張感がいいね！

と、不敵な笑みを浮かべる2人。
若干、身構えていると出てきたのは

取材と言えど、仕事なので烏龍茶で！

ふりそで、やげん、ぼんじり。すべてしおで。
うん、おいしい。塩加減も最適で、鶏肉も程よい弾力。ぼんじりは脂、ももは肉汁、手羽先は肉の香りと炭の香ばしさ、それぞれのいいところをしっかり引き出す焼き加減で、これは来たくなる。

より、身をたくさん写したいので、あえての串向こう撮影。

「サラリーマンを辞めて、店を出そうと思ってまず働きに行ったのが、焼き鳥店でした。得意分野だと思っています。」
と塩谷さんがいうように、非常においしい。さらに1本から注文できるので、1人で訪問してもいろいろ食べられるのがうれしい。

でもね、東大阪に焼き鳥店はたくさんある。勝ち抜いていくのは、並大抵のもんじゃないよ。

こちらはタレ。せせり、もも、こころ。肝系はやっぱタレがいいよね！

と、ブツブツ老害っぽく言ってたら次が登場。
「あまり、書いてもらっちゃうとこればっかり出るといけないので、控えめにしてほしいんですが…。」
と次は垣内さんが自信満々。

噂の手羽から。1本90円。めっちゃうまい。

たしかに、カラッと揚がった手羽先に、甘辛いタレがかかっていてちょっと異次元の味。
よくある手羽からだと、タレでカラッと度がなくなって、どちらかと言うとペチャっとしちゃうことが多い。でもこいつは、新鮮。揚がったままの姿なのに、タレも効いてる。
やるな、モンキーたち。

「最後に、うちは締めにもこだわりたくて」
と出てきたのは

うわじま風たいめし。このビジュアル、居酒屋を遥かに超えた！

鯛めし！？

「きゅうすには、出汁を入れています。まずノーマルで混ぜて、半分くらい食べてから出汁をかけてください。」

ま、まさか、ここで本格和食みたいなことになろうとは。
もちろん、全力でいただきます。

見てみて、卵の黄身も鯛も、こんなにきれい。

タイの刺し身も新鮮で、卵の黄身、タレと絡んで「海鮮がおいしいお店」の隠し玉っぽい。
さあ、続けて出汁を投入です。

この日は撮影班だったミホロボット。

熱い出汁で、キュッとタイがしまってレアな状態に。
さらに黄身とご飯がしっかり茶漬けのようにマッチングし、これはとてもおいしい。
たぶん、うわじま風たいめしだけを食べに来る人もいるはず。

「これからも徐々に、いろんな地域の定番メニューを日下で再現できたらと思っています」

と2人はやる気満々。
「何を食べてもおいしい」から一歩先の「これを食べに行くお店」を意識した構成は、さすがの一言です。
店内にもBOXER JUNTARO氏のイラストが描かれており、雰囲気抜群。メニューは、万人受けの中にとがった売りを作っていく。
地元の2人がはじめたお店に、昔なじみだけでなく世代や時間を超えた人が集まって欲しいと感じた取材でした。