知ったか!第100回高校ラグビーダイジェスト 12月27日(日)1回戦①
- 2020/12/27
- ラグビー
- 第100回全国高等学校ラグビーフットボール大会, 高校ラグビー
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コロナでも、やるぜ高校ラグビー!
第100回全国高校ラグビー大会が2020年12月27日に開幕しました。
やるの?どうするの?お客さんは?
とヤキモキしながら、コロナ禍で人々の行動が抑制されながら開会式なし&全試合無観客での開催。毎年恒例、週刊ひがしおおさかの「知ったか」もより存在感が増してくるはず。ということで、いつもと違く高校ラグビーをお届けしていきます。
大会1日目(12月27日)のトピックス
・開会式中止で、バックスタンドの人文字もなし。毎年あんまり盛り上がってないし人集めるのに四苦八苦してるしそろそろなんか考えるきっかけにしたい。
・昨年フライングで発表された100回大会のキャッチフレーズ「100年先も、熱い冬。」はどこにも見当たらず。
・いつもはスタンド下の電波の悪い場所にある記者室が、今年は2階の食堂に。5Gガンガン、お腹空いたら食事ができる最高の環境。
・シード校が初日から登場で胸熱。桐蔭学園対茗溪学園なんて、まるでベスト8よ。
・日本航空石川がすっげえ面白いラグビーしてたので、週ひが的おすすめに追加。
いつもはラグビー場1階にある記者室。今大会は2階の花園食堂が記者室になってる。
花園FreeWi-Fiがバンバンに通ってるから、仕事にも最適。
しかもお腹空いたらご飯食べられる。#higao pic.twitter.com/LTHjjU36cJ— 週刊ひがしおおさか(12/21は情報ノーサイド) (@w_higa) December 27, 2020
全試合ダイジェスト
第1グラウンド
佐賀工業(佐賀)64-0大津緑洋(山口)
前半35-0
花園第1グラウンドの初戦。常連校の佐賀工業が完封勝利を収めた。大津緑洋は前半14分に
PGのチャンスを得たものの失敗。以後ディフェンスに徹する。佐賀工業はセットプレーからボールをつなぎ、縦横無尽にボールを動かしトライを重ねた。
京都成章(京都)129-0米子工業(鳥取)
前半63-0
今大会初優勝を狙う京都成章が快勝発進した。開始1分とたたないうちに、京都成章は相手ボールラインアウトのイーブンボールを奪いトライ。その後も攻め続け、前後半合わせて19トライをあげる。メンバーの半分が1年生の米子工業は終始圧倒され、この日最大の点差に。優勝候補の名に恥じない初戦となった。
城東(徳島)31-29新田(四国ブロック)
前半17-17
4大会連続の城東と、古豪・新田の四国対決は、この日一番の激闘となった。同点で前半を終えると、後半は逆転に次ぐ逆転でシーソーゲームに。新田リードの24-29で迎えた後半25分、ゴール直前のラックから城東7蔭岡が右へ持ち出し中央にトライで同点に持ち込む。中央からのゴールキックを決めた城東が、2回戦進出を決めた。
創志学園(中国ブロック)12-92石見智翠館(島根)
前半5-38
シード校の島根・石見智翠館が初出場の岡山・創志学園に対し全てに勝って92点を奪う。
前半6分、ラインアウトからモールを押し込んだ石見智翠館は、その後展開で5トライと引き出しの多さを見せる。
創志学園は24分に敵陣22m付近の連続攻撃を15井戸が狙い澄ましたインターセプト。花園初トライをあげる。
後半も石見智翠館がレベルの高いラグビーを見せて、12-92で圧倒した。
黒沢尻北(東北ブロック)3-61日本航空石川(石川)
前半3-26
9藤原、10嶋を中心にタクティカルなラグビーを武器にする日本航空石川が、洗練されたディフェンスを強みにする岩手・黒沢尻北をノートライに抑えて勝利した。
前半9分、日本航空石川はゴール前ラックから9藤原が10嶋へ鋭いパス。ディフェンスをずらしてトライを奪う。
13分にはラインアウト→モールから出たボールを10嶋がキックパスで逆サイドへ。14藤原がトライを奪い0-14とリード。視野の広いハーフ団が試合を支配する。
黒沢尻北は前半にPGによる3点をあげるものの、それまで。
3-61で日本航空石川が勝利した。
第2グラウンド
長崎北陽台69-14函館ラ・サール
前半29-7
接点で勝つ長崎北陽台が危なげなく勝利を収めたが、函館ラ・サールはアンストラクチャーな場面を見逃さなかった。前半5分相手のこぼれ球を拾ってトライをあげる。その後は長崎北陽台のペースでゲームが進むが、後半25分、相手がファンブルしたボールを拾って再びトライ。3大会ぶりの全国大会に爪痕を残した。
熊本西(熊本)0-41早稲田実業(東京第2)
前半0-17
相手の隙を突き、テンポのはやいラグビーをした早稲田実業が完勝。早稲田実業はペナルティが目立ったものの、エリアを確保し得点のチャンスを逃さない。熊本西はスピードについていくことができなかった。
東福岡(福岡)55-0長崎南山(九州ブロック)
前半14-0
ベスト4常連校の東福岡だが、堅いディフェンスの長崎南山の壁に阻まれミスが続く。前半は2トライに留まるが、後半は修正。ペースをつかんでトライを量産した。結果的には55-0と大差になった。
岡谷工業(長野)0-52四日市工業(東海ブロック)
前半0-21
初出場の三重・四日市工業が長野・岡谷工業を圧倒する。前半7分、岡谷工業がゴールラインを背にしたマイボールスクラムを、四日市工業がターンオーバー。
6上野が押さえて先制する。
その後も四日市工業が効果的なプレッシャーを与え、岡谷工業のミスを誘発。確実にトライを上げて0-52で圧倒した。岡谷工業はラストプレーで15イマニエルがインゴールに飛び込んだが、惜しくもトライにならなかった。
仙台育英(宮城)50-0富山第一(富山)
前半17-0
黄色いジャージ、ホテルセイリュウを宿舎にする仙台育英が個々の強さで富山第一を完封する。
2分、ゴール前ラックから9竹森からキャプテン10青沼へオフロードパスを通して先制トライを奪う。11分には敵陣10mラインのスクラムをターンオーバーし、9竹森が独走トライを見せる。
接点で負ける富山第一も激しいタックルで対抗したが、トライを奪うことが出来なかった。
第3グラウンド
川越東(埼玉第1)7-24明和県央(群馬)
前半7-14
大会常連校の深谷を県大会で抑え、全国大会初出場となった川越東。ゴール直前のラックから11キャプテン江田がつっこみ花園初トライをあげ、先制する。しかし、 明和県央はモールを武器に前進。FW戦で勝ち、2回戦へと駒を進めた。
尾道(広島)64-12松韻学園福島(福島)
前半24-7
大会常連校の尾道が経験の差を見せつけた。重量FWを有する松韻学園福島はモールで2トライ奪うが、尾道のスピードを活かした展開ラグビーに翻弄され疲労がたまる。後半、尾道の勢いはさらに加速し6トライ。2回戦は接戦を制した城東と激突する。
筑紫(福岡第2)48-5坂出第一(香川)
前半31-0
福岡にて常に東福岡に阻まれる筑紫が、香川の坂出第一に圧勝した。
開始2分、ペナルティからの速攻で先制した筑紫は鍛えられたFWが積極的にアタックラインに参加。坂出第一のディフェンスは防戦一方となる。結局試合を通して8トライの猛攻で勝利。
坂出第一は後半14分に全員モールからトライを奪うも及ばなかった。
桐蔭学園(神奈川)36-7茗溪学園(茨城)
前半14-0
記念大会ならでは。1回戦に昨年の覇者、神奈川・桐蔭学園が登場した。対するは茨城の強豪・茗溪学園。桐蔭学園は前半3分でラックからサイド攻撃でキャプテン8佐藤がトライし、優位に進める。
前半を14-0で終えた桐蔭学園は、後半にも4トライ。危なげなく2回戦に進出した。
茗溪学園はU17日本代表の3亀山が1トライを返すのがやっとだった。
若狭東(福井)0-58青森山田(青森)
前半0-36
近年急激に力をつける青森山田が福井・若狭東を完封した。開始すぐの2分、得点源である留学生12ヴァイレアがトライ。7分には名門サッカー部から転向した15千葉がさすがの快速で50m独走トライをあげる。
計10トライで58点。青森山田が早い攻めでボールを回すフィジカルで圧倒した。
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