9月某日、東大阪・長田。
商業施設「フレスポ長田」西側のコインパーキングに車を停め、ノドが乾いたなぁとふと駐車場横の自動販売機でコーヒーを買おうとしたら…

…ん!?マ、マスクが売ってる！自販機で！！！

コロナ禍ですっかり定着した、マスク文化。
マスクケースにエアリズムに…もうわりとマスクネタは出尽くした感があったのですが、これは盲点でした。

缶コーヒーの隣に、しれっと。2枚入り200円。
しかも「つめた〜い」のカテゴリ。

ホットもあるのか？どんな形状で出てくるんだ？
こんなのもう買うしかない。
200円を投入し、ガチャ気分でボタンを押すと…

ガチャコッ

あ、自販機から商品が出てくる音だ。重みがある、聴き馴染みがある音。

…瓶や！瓶に入ってる！
しかも、ワンカップみたいだ。
「マスク」「2枚入り」「瓶」ということしか情報がない、非常にシンプルな見た目。そして冷たい瓶でした。
意外な形状に戸惑いつつ、中を開けてみます。
密閉されていた瓶に空気が入ってパコッと開くような感覚はなく、「あ、これ手作業で詰めてるんだな」ということがなんとなく伝わってきました。

不織布マスク2枚入り。めっちゃシンプル。

これ、誰がどういうシチュエーションで買うんだ？と思いを巡らせます。
例えば、紙文具団地で対面の打ち合わせがあるのにマスクを忘れたとき。コンビニにも寄る時間がなく、意を決して自販機で買っちゃえー！的な？
例えば、缶コーヒーを買おうとしたとき。たまたま目に入って、好奇心でなんとなく。

2枚200円というと割高ですが、緊急で必要なときなら天からの救いに等しいでしょう。興味本位での購入でも、その好奇心を満たしてくれるには十分な価値があります。
あと瓶の存在も「200円感」を出している気がします。

実はこの「自販機マスク」、大手清涼飲料メーカーであるダイドードリンコ株式会社の事業のひとつ。
コロナ禍に対応し、自動販売機でのマスクや除菌ウェットティッシュといった衛生用品の販売をしているのです。
手軽に購入してもらい、自販機の新たな価値を提供するという狙いがあります。
2020年10月下旬から全国で設置中。

その大きな流れの一つとして、ここ長田にやってきたマスク。
この自販機の場所は〒577-0013 大阪府東大阪市長田中2丁目2-16。フレスポ長田西側、コインパーキング「パークNISSAN長田駅前」前です。

もし、東大阪でほかにも自販機マスク見つけたよ！という情報があれば、ぜひ教えてください。
Twitterで「#higao」をつけてつぶやいたら、リツイートしたり、我々が実際に足を運んで購入したり。
だから何が起こるというわけではありませんが、もしたくさん情報がいただければ、
グーグルマップで「マスク忘れたとき用自販機マップ」を作ることができるかもしれません。
無駄かもしれない、でもなんか役に立つ気もする。

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