少しずつ帰ってくる日常。少しずつ活動を再開し、GOTOとかイベントとかちょっと明るくなる話題が入ってきます。まだまだ波は来るのでしょうが、3歩進んで2歩下がる。亀の歩みであろうとも、前に進む実感があれば。
読者の皆さん、何をもって日常を感じますか。週刊ひがしおおさか編集長前田は、やっぱり飲食店とラグビー。お恥ずかしながら。
そう、行ってきました。花園商店街入口すぐ、本物のラグビーファンの店「花園ラグビー酒場」へ。立ち飲みスタイルのお店なので、新型コロナ禍では長らく休業されていました。SNSもやってないし、ラグビーファンの発信もない。これは自分で確認しに行かねば。
よかった、やってる!
日本のラグビーは今、変革期にあります。ラグビーワールドカップを経て日本代表は強くなり、地上波テレビでも取り上げられるようになりました。
新リーグ(LEAGUE ONE)も来年1月から始まるし、日本代表のニュースターとしてライナーズのシオサイア・フィフィタ選手が地上波で取り上げられたり。こんな日がくるなんて。
とはいえ、稼ぐ気満々のLEAGUE ONE各チームの活動に感慨深くも少しだけ寂しくもあるのです。だってほら、ずっと企業スポーツのゆるさと共に過ごしてきたから。
ワイルドカードトーナメント観客800人とか、普通に考えたら大問題な試合でも「ガラガラやったね(笑)」で済んじゃってたんですから。
花園ラグビー酒場の「おかあさん」こと東屋さんは、以前記事でもお伝えしたとおりお店を始めてからライナーズを好きになった人。
全国各地から花園ラグビー場へ訪れた人たちが、「花園にあるあのお店」と立ち寄っていきます。
コロナ禍では、休業を余儀なくされた花園ラグビー酒場。10月から時短で営業を再開し、11月からは通常通り。17時開店21時45分閉店で「今のところ常連さんが少しずつ戻ってきている」という状況です。
ラグビーファンらしい人、会社帰りの人、そしてひとりで飲む編集長前田。おかあさんの無事を確認したからには、ぜひ激動のラグビーシーンについて感想を聞いてみたい。そう思い少し話をふってみたのですが、話題は全て新しいライナーズをどう楽しむか。
「ホンダ戦楽しかったね。後半の野口すごかった」
「木村ってものすごい選手なんちゃう?」
「抽選はしんどいなあ仕方ないけどなあ」
「ファンクラブどれ入った?」
「釜石には格安航空券で」
「ジャージの背番号何番にした?」
などなど、新しいライナーズを楽しんでる。
そして、おかあさんの息子・眞宣さんも最近はお店に。
名刺をお渡しすると
「YouTubeの配信でお顔は」
ここでもライナーズトークが広がります。
ラグビー酒場は変わらない。いや、社会の変化やラグビーの新しい潮流にしっかり乗りつつ、変わることを恐れていないから変わらずにいられる。
新型コロナ禍を乗り越え、リーグワンを控え新しい日常へ。
おかあさん、また近いうちに来ます。
またライナーズの話に付き合ってください。野口大輔が、日本代表になる日をともに夢に見ながら。
■花園ラグビー酒場
住所:〒578-0924 大阪府東大阪市吉田1-2-22
営業時間:17:00〜22:00(21:45ラストオーダー)
定休日:日曜日・祝日およびライナーズの地方遠征の日
TEL:072−962−6171
アクセス:近鉄奈良線河内花園駅から徒歩1分
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