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- ライナーズ、ホスト戦連勝で3位キープ!入替戦に向け2位浮上への可能性を探ってみた
やったぞホーム2連勝!
ジャパンラグビー リーグワン ディビジョン2も佳境に入り、順位争いが激しさを増す。
そんな中、3月29日花園近鉄ライナーズは日野レッドドルフィンズを33-5で破りホスト戦2勝目をあげた。
ここまで6勝1分3敗。ディビジョン2での3位をキープした。

前半28分、流れるようなラインアウトモールのトライ。
ラインアウトからモールで1本、スクラムトライで1本など、合計5本のトライをあげた。
「セットプレーはだいぶ自信がついてきた。松田とラタが頑張ってくれたので、自分のことに集中でき、2人と一緒にスクラムで勝てて嬉しい」とFWでの勝利を喜ぶのは、スタートから出場した1岡本慎太郎。
前節のシーウェイブス戦ではボールに絡んで20m以上前進して会場を沸かせ、自身もチームもパフォーマンスが上がってきていた。
その言葉通り、今節は試合の入りから安定したプレーを見せBKにつないだ。

今シーズン加入の岡本。セットプレー、フィールドプレーの両方で存在感を放った。
FWの健闘を代表するかのように、プレイヤー・オブ・ザ・マッチを獲得した2松田一真は、「セットプレーにムラがなくなってきている。(特にラインアウトは)伝達ミスや誰かの判断が遅れたりするとうまくいかない。今日はみんな良い集中力を持ってやっていた。」とチームそして試合を振り返る。

グリーンロケッツ戦以来2回目のスタートでの出場となった松田。
アタックもさることながら、評価すべきは失点の少なさだ。被トライ1、今シーズン最小の5失点に留めることができた。
試合を重ねるごとにディフェンスの見極めができるようになっているからだ。
「タックル後の密集には一人しか入らず、他は次のディフェンスに。立っているプレーヤーが多くなってきたのが、失点が少なくなった要因」と向井昭吾ヘッドコーチは分析する。

試合後の向井ヘッドコーチとキャプテンの6パトリック・タファ。
ディフェンスを固め、FWでつなぎフィニッシュへ。
今シーズンきっての、ベストゲームといえるのではないだろうか。

粘ったディフェンスあってこその、14木村のインターセプトトライ!
さて、残るところ4試合。ライナーズに必要なのは「圧勝」よりも「確実な勝利」だ。 規律の高さ、セットプレーでの安定感、そしてアタックの継続性。試合ごとのムラをなくし、安定した内容で勝点を積み上げていくことが、2位浮上への道筋となる。
現在、ライナーズは第10節終了時点で3位。勝点31で、2位グリーンロケッツ東葛(勝点35)、首位の豊田自動織機シャトルズ愛知(勝点37)を追う展開だ。
ライナーズの残り試合は以下の4試合。
・第11節(4月12日) vs レッドハリケーンズ大阪
・第12節(4月18日) vs 九州電力キューデンヴォルテクス
・第13節(5月3日) vs NECグリーンロケッツ東葛
・第14節(5月10日) vs 豊田自動織機シャトルズ愛知
第13節のグリーンロケッツとの直接対決を制することが、2位以内進出の前提条件だ。現在勝点4の差を、この試合までにどれだけ縮められるかがキーとなる。
まずライナーズに求められるのは、直接対決までの2試合で“とにかく勝つ”こと。
ベストは3トライ以上を奪ってのボーナスポイント付き勝利だ。
あらゆる条件はあるが、入替戦進出への可能性を探ってみた。
2位浮上のルートを想定した以下の表を見てほしい。
①11・12節の合計勝点が両チームで同じ場合
例えば互いに11節、12節両方で勝点5の勝利を収めた場合、4点差でグリーンロケッツ有利のまま直接対決。
7点差以上の勝利をしなければ、2位浮上は保険がかからないまま最終節の結果次第となる。
②グリーンロケッツが先に敗戦した場合
ライナーズが11・12節連勝しグリーンロケッツがいずれかを落とした場合。13節の直接対決は「勝ちさえすれば」という状況を作ることができる。
最終戦の相手は首位を走るシャトルズなだけに、勝点的に遅れを取ることは許されない。
直接対決までに1戦でも負けると、自らの力で状況を動かすチャンスがほぼなくなってしまう。
グリーンロケッツとの大一番を“意味ある一戦”にするためにも、まずは次節・レッドハリケーンズ戦での勝利は必須。
1戦ごとに勝点を積み上げ「届く場所に立ち続ける」ことこそが、入替戦への最短ルートとなる。
本当にここから、1試合1試合が正念場だ。緩まず行こう、ライナーズ!
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