産後ケアセンターって知ってる?赤ちゃんとお母さんをケアする神施設に行ってきました。小阪産病院の新たな挑戦が始まる!
東大阪で、いや全国で屈指の分娩数を誇る小阪産病院。
姉妹施設の「産後センター小阪」が今アツいってこと、知ってましたか?
30〜50代サラリーマン読者層の週刊ひがしおおさかですが、日本の少子化対策を支えるこのワードはぜひ最新時事知識として知っておいていただきたい”産後ケアセンター”。
2歳と0歳5ヶ月、2児の母でもある記者ミホロボットが身をもって全国民に訴えたい。
妊娠出産を経験し、産休もとってさぁ万全に育児!子育て楽しい!かわいい!となったら最高なのですが、共働きだしまぁそんな余裕まったくありません。
仕事しながら2人の子どもを見るって毎日生駒山を登るくらいハード。超ハード。
周りのサポートが必要な時期なのに、なんかもうとにかく時間がなくて常に追われてる。せめて息継ぎしてぇ…!
急激に進む晩産化に核家族化、共働きにワンオペ育児などで産後孤立してしまう人も。
そんな母親と赤ちゃんをケアする役割をもつのが、産後ケアセンターです。
日本で知られるようになったきっかけは、韓国や台湾での先進事例。テレビ番組で紹介されるなど、「産後は療養するのが当たり前」という海外の考え方が輸入され少しずつ広がってきました。
まだまだ認知度は低いですが、「異次元の少子化」を食い止めるため行政と施設が提携し産後の母親へ周知・案内する事業もあります。
産後4ヵ月までの母子が利用でき、ショートステイやデイケアなど利用者が選択できるシステム。
中でも小阪産後ケアセンターは、東大阪市をはじめ、大阪市、八尾市、大東市、生駒市の産後ケア事業の認定施設です。
東大阪市のケア事業範囲であれば最大21回利用でき、育児支援・母親支援が受けられます。
産後の生活アドバイスを受けられたり、悩みの相談、沐浴や授乳の方法など産後の様々な課題をサポートしてもらえるのですが、
イメージがわきますか?当事者の母ミホロボットでさえ「特別に困ったことはないし、別に必要じゃないかも…?」と想像できませんでした。
でもね、体験してみてわかったこの必要不可欠さ。いるわ、このセンター。絶対に。
今後利用すべき母親たちのため、そして一人でも当事者意識を持つ人を増やすため、施設内で我が子・五郎と体験してきました。
デイケアは10:00〜19:00の間。昼・夕食付機で 20,000円ですが、東大阪の産後ケア事業を活用すれば実費は2,800円。(市によって変わるのでご注意を。)
センターに到着したら専用の作務衣のような楽チン服に着替て、赤ちゃんも専用ベビー服に。
普段の様子のヒアリングや備品の説明など受けたら、あとは個室で好きに過ごします。
個室にはベッドにテレビ、冷蔵庫、Wi-Fiなどゆっくり過ごすため万全の準備がされています。
「寝不足を解消するため、寝る人が多いですね」と話すのはセンター長の矢野さん。
赤ちゃんをスタッフに預けても良いし、母子一緒に居ても良い。心が安らぐことを第一に考えます。
昼・夕食は自室で食べても良し、食堂でほかの利用者さんと食べても良し。
思い思いにリラックスできる形を実践します。
数回利用していると利用者同士で顔見知りもでき、出産時のエピソードや悩み事の共有、情報交換なんかも自然とできてしまう。
共感できる人がいるって、こんなに心強かったっけ。
注目したいのは昼食・夜食のメニュー。ご飯が出てくるだけでもありがたいのに、そこはさすが小阪産病院の姉妹施設です。
栄養バランスを考えられたメニューでかなりのクオリティー。何この神施設…!
さてスタッフさんに預けていた五郎が何をしているかというと、スタッフルームで寝たり、泣けばあやしてもらったり。
希望があれば沐浴もしてもらえます。
沐浴を卒業した五郎は、普段と同じ環境のお風呂に。て、手厚い…!
他にも母乳指導を受けられたり、育児の悩みがあればアドバイスをもらえたり…常にスタッフさんが気にかけてくれ、母親たちを全面的にサポートしてくれます。
久しぶりにのんびり過ごして、心身ともに充電バッチリ。明日からも育児に仕事、がんばれそうです。
覚えてもらいたいのは、ただゆっくり過ごすためだけの施設じゃないってこと。
母子をケアすることで母親の孤立を防ぎ、子育てをサポートする体制をつくることで人口を増やしていくという重要な課題をもっているのです。
現在ケアセンターでは、クラウドファンディングに挑戦中。常に予約いっぱいの個室6床を8床に増やす増室や改修を目的に、支援者を募っています。期間は3月31日まで。
母親が前向きに子育てでき、少しでも少子化に歯止めをかける社会の実現を!
■産後ケアセンター小阪
住所:東大阪市菱屋西3-4-13
TEL:06-6729-1135(日・祝日除く平日9:00 ~ 17:00)
クラウドファンディングはこちらから→https://readyfor.jp/projects/sango_kosaka
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