4月25日より3度目の緊急事態宣言が出されることが決定し、試合の実施そして観客の有無を問われたスポーツ界。25日が日曜日であることから調整は難航し「24日はOKで25日はNGとかよくわからん」との声も上がる中、東大阪市花園ラグビー場で開催するジャパンラグビートップリーグはプレーオフトーナメント2回戦近鉄対パナソニックを有観客で行うことを決定しました。
週刊ひがしおおさか的には「よかったあ!」と言うのが正直なところ。だって、やっと花園でトップリーグと戦えるんだもん。
24日に行われた花園での2回戦、三菱重工相模原対神戸製鋼の試合でも、翌日の有観客が伝えられるとスタンドから大きな拍手が。たぶんみんな同じ気持ち。
よかったあ!

神戸製鋼やっぱ強えなあ!って試合でした。
来シーズンからは新リーグに移行するため、18年の歴史を誇るトップリーグは今年で最後。
それを盛り上げようと、ラグビー場2階コンコースに最後のトップリーグを告知する朝日新聞の特別紙面が16種類展示されています。

「この紙面、読者の人から貰ったやつだ!」とアイドルみたいなこと言うてました。
この紙面、元々はトップリーグ開幕に向けて後援社である朝日新聞が企画したもの。全16チームのキープレーヤーがポスターのように紙面を飾り、開幕に合わせて配布される予定でした。ところが、新型コロナにより直前での開幕延期。日程が古いまま新しい日程で再配布されたある種曰く付きの企画です。
号外が配られてた。 pic.twitter.com/l7Nvo8U50v
— 週刊ひがしおおさか(5/3は情報ノーサイド) (@w_higa) February 20, 2021
今回の展示は、花園を管理するHOS株式会社からの申し出に朝日新聞社とトップリーグが応える形で実現しました。ラグビーに関わる全ての人が乗り越えてきものを象徴しています。
さらにラグビー場を毎日照らすライトを24日の夜限定でエンジと紺のライナーズ仕様に。新リーグを待たず、一足お先にホームスタジアム感120%!「お前らこんなんできへんやろー。」と東大阪とライナーズが全力で宣言してるみたいで最高に気持ちいい。
これまでなら、公平性とか公益性とか言ってできなかったことが今波のように訪れています。やっぱり降格は必要だったし、新リーグもちゃんと成功する。そう思えてきます。
てかね。東大阪のみんなはライナーズにがんばって欲しいんです。
勝利で勇気を与えるとかそんなきれいな話じゃなく、てんこ盛りのしがらみとか、実らない努力とか、自分の人生を投射する相手として。
だから、自分のできる範囲でだけど、ラグビーを盛り上げたい。ライナーズとともに戦いたい。

3月20日、ライナーズの中継に現れたトライくんには執念を感じましたね。
ライナーズの今シーズンの目標はトップ8。現状はベスト16なので、25日のパナソニック戦に絶対に勝たなければいけません。日本代表を11人抱え、トップリーグ4度の優勝を誇る最強の相手と負けたら終わりの戦いに挑みます。みんなが、ライナーズの勝利を待っている。

資料館にもバッチリライナーズ!
トップリーグ18年の変遷を。近鉄ラグビー91年の歴史を。明日花園に集う全ての人が、歴史の証人になるでしょう。
この日のために準備してきた多くの人の想いをのせて、4月25日14時30分キックオフ。
みんな、泣く準備はできた?
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