11月4日関西大学リーグの第5節、立命館大学対天理大学を観戦してまいりました。通常、私やぎはテレビ中継(J-Sportsだけど)の無い試合に率先してでかけていき、Twitter(@higa_rug)にて実況することを何よりの楽しみとしているのです。
しかしこの試合はJ-Sportsでも中継のある注目のカード!
観客もこんなにいっぱい!!
それもそのはず、この日は今年は調子が悪いものの関西大学ラグビー界の雄として絶大な人気を誇り同志社大学が1試合目に登場。さらに私が目当ての第2試合立命館大学対天理大学は、5戦5勝同士。事実上の優勝決定戦なのです!
私が陣取ったのは、この辺。
なんと立命館大学選手保護者さまのど真ん中!
普段ならフラットな視点を確保するため、保護者、選手、応援団の近くは避けて座るんですが、
なんせこの日は混んでいました。
まだ目の見えにくかった私は、なるべく見やすい「いい席」が欲しかったのです。
そして、そのいい席がここしかなかったのです。
周りのみなさん立命館の応援フラッグを持って、熱心に応援されておりました。この試合前半の前半までは完全な天理ペース。
12番バイフと13番ハベアの外国人CTBコンビがガンガン突破して立命のディフェンスを集めると、外に回してトライ。
それこそバカのひとつ覚えみたいにトライを3つ続けてとってしまいました。
19-0
ゆるやかに天理を応援する私は
「うん、これは天理圧勝だな」
と感じ、立命館保護者の皆様も諦めムード。
やっぱり勝てんか・・・
という声さえ上がりました。
あ、「やっぱり」ってのは天理は一昨年、昨年と関西リーグを制していますし、昨シーズンは大学選手権決勝で帝京大学と3点差の熱闘を繰り広げ、惜しくも準優勝になっているからです。
関東の大学に通用する可能性があるのは天理大だけですので、私としては天理に頑張って欲しいわけです。
ところが。
前半の後半辺りから、天理のバイフが止められ出します。
立命館ディフェンスが、バイフに3人タックル。
人数で不利にたっても、まずバイフを止めることでディフェンスラインが崩壊せずに戦えるように。
やるな立命!
それからは終始立命館のペースです。
ルーズボールへの反応も抜群。キックでエリアをとって、天理の嫌がるFW戦に持ち込み、スクラムでも圧倒。
ジワジワ追い上げて、後半20分にはついに20-19と逆転。
立命館大学保護者の皆さんは大興奮!
勝てるのか?
勝ったら、この試合に勝ったら関西リーグ優勝ほぼ当確。
浮き足立つ保護者の皆さん。
しかし私は
「この雰囲気、天理が盛り返す隙を与えるぞ」
と感じ、いい写真が撮れるかも!と場所を移動します。
そう、天理の再逆転があると確信し、立命館陣のゴールポスト裏へ。
それも右WTB宮前が抜けてくると予想して、右側で立ち見体制に入りました。すると、、、
試合時間残り5分。
天理大が誇る高速BKが、狭いスペースを抜けて来ます!
そして14宮前が、、、トライ!!
24-20、、、再逆転!
このあとの5分間、立命館の反撃をしのいだ天理大が勝利。
今季の優勝をほぼ決めました。
私も、少しはラグビーを理解できて来たのかも?!
と少し嬉しかった一戦でした。
しかし、この試合。
関西リーグの優勝とは別に、大学選手権でどれくらあ両チームがやれるのかをチェックできる機会でもありました。
「天理が5トライ以上上げて勝てば、天理が大学選手権ベスト4。立命館が2トライ以内に抑えて勝てば、立命館が大学選手権ベスト4。3、4トライ同士の接戦なら両チームベスト4には残れない。」
そんな見方も戦前にありました。
結果、天理が4トライで立命館が3トライ。
果たして、大学選手権の予選プールを突破しベスト4に、正月の国立に残るチームは、関西から出るのか。
さらにもう少し先の話、来シーズンはどうなのか。
天理は4年に宮前、塚本といったキープレイヤーがいます。
バイフ、トンガの両外国人の成長と、他の下級生が出てきて穴を埋められるのか。
対する立命館は、庭井と宇佐美の全国レベルのプレイヤーが3年生。
来シーズンがおそらく最強チームになるはず。
さて、これから深まるラグビーシーズン。
楽しみがたくさんできました。
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