近鉄ライナーズ(http://www.kintetsu.co.jp/rugby/)は17日、近鉄花園ラグビー場第2グランドで九州電力との強化試合を行いました。メンバーは以下のとおり。
1.田辺 篤 2.吉田 伸介 3.前田 龍佑 4.トンプソン ルーク 5.松岡 勇 6.佐藤 幹夫 7.タウファ 統悦 8.ラディキサモ 9.金 哲元 10.重光 泰昌 11.田中 優介 12.ジーンフェアバンクス 13.森田 尚希 14.坂本 和城 15.高 忠伸
16.豊田 大樹 17.太田 春樹 18.才田 修ニ 19.村下 雅章 20.天満 太進 21.大隈 隆明 22.レプハラトゥイラ 23.北村 一真 24.壇辻 勇佑 25.リコギア 26.松井 寛将
ほぼベストメンバーで挑む、シーズン開幕前最終強化試合。その中でも注目は新鮮力のラディキサモです。
ライナーズは前半3分に重光のトライを上げ、7-0とし幸先の良いスタート。その後自陣に押しとどめられて我慢の時間が続きましたが、ディフェンスがよく九電に得点を許しません。
前半20分、敵陣深くに攻め込んだ残り20mライン付近ゴール前。密集のショートサイドを注目のサモが走り込んで、ディフェンスを全く寄せ付けずにトライ。
続けて前半26分には、重光が相手ディフェンスのギャップをついてゲイン。ゴール前でサポートについていた坂本に渡してトライ。21-0とします。この日重光はキックも絶好調で、成功率100%でした。
このあと九州電力は反撃を開始。32分にライナーズディフェンスが薄くなった右ライン際へ大きくボールを展開して、12がトライ。
36分にライナーズのサモが危険なタックルでシンビンになり14人になると、九州電力はゴール前でフェイズを重ねてディフェンスを減らしていき、ゴール下に8がトライ。
21対14の1トライ差で前半が終了します。
後半からは、太田、豊田、大隈が入ります。リザーブが登場しても全く遜色なし。ライナーズの層が厚くなったことを実感しました。
後半は完全にライナーズペース。9分に金がゴール前ラックから自ら持ち込んでトライ。さらに13分には重光の早い仕掛けから前田が飛び込んでトライ。20分には大隈がジャッカルしたボールを、サモ、リコ・ギアとつないでトライと、まさにやりたい放題で42-14。
34分にインターセプトからトライを奪われるも、終了間際には走れるプロップ豊田がモールからのボールを自ら持って走り、トライ。
結果49-21。ライナーズの圧勝でした。
注目のサモはパワーとスピードを兼ね備えた、ワールドクラスの選手。今季のチームの核になれる戦力です。司令塔の重光も随所で素晴らしい判断を見せており今年も頼れる存在。その他豊田や前田など若手もいい動きをしており、まさに視界良好です。
さらに新しいスクラムにも対応出来ており、順調な開幕前。2週間後のキンチョウスタジアムが待ち遠しいです。
この試合、ファンが選ぶマン・オブ・ザ・マッチ投票が行われており、試合後は思い思いの選手をファンが書き込み投票していました。結果は公式サイトで発表になるようです。
私は大活躍のラディキ・サモ選手に一票を投じました。
試合後、今年からトップリーグのレフリングを行なう加藤真也レフリーに取材に行くと、なんと山本篤志レフリーと遭遇。レフリングに関してディスカッションしていました。
最高の形でシーズン前最終強化試合を終えたライナーズ。今シーズンも数々の奇跡を起こしてくれるであろうライナーズに、日本一のサポーターが期待するのはトップ4入り。そして、日本一だ。
文・写真:前田寛文 @MaechanYK
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