仰星の強さと東福岡の意地に魅了された第1試合の余韻が残る第2試合。TOIN対決と話題を呼んだ、大阪府第2地区代表大阪桐蔭と神奈川県代表桐蔭学園の対決は、桐蔭学園が圧倒的な力差を見せて勝利しました。
43−0。接戦が予想された試合だけあって、意外な大差に、スタンドは異様な空気に包まれます。
桐蔭学園は試合開始直後から、BKでトライを取ると、FWでも大阪桐蔭を圧倒します。確実にフェイズを兼ねて行き、勝負どころではBKへ展開。19分、28分にゴールライン直前まで迫るとBKへ回してトライを上げ17−0。大阪桐蔭のディフェンスは桐蔭学園の12笠原、13白井の脚力に着いてけません。
後半に入っても、桐蔭学園が全てにおいて優勢です。FWで勝ち、しかしFWに頼りきらず、BKの展開力で3分と16分にトライ。29−0。もう、桐蔭学園の勝利は揺るぎないムードになります。
なんとかしたい大阪桐蔭ですが、見せ場もなかなか作れません。攻めこんでも桐蔭学園のターンオーバーされ、得点に結びつくとこはありませんでした。
そして、25分。桐蔭学園は自陣ゴール前スクラムからでたボールを14山田が持つと、そのまま大阪桐蔭ディフェンスを振り切り、なんと90m独走のトライ!
なんとか1トライと耐えてきた大阪桐蔭のアタックが、これで切れてしまったのか、27分にも独走トライを許して43−0。
試合終了の笛の瞬間、うなだれる大阪桐蔭。
大丈夫、この経験を糧にして、もっと大きな栄冠を手に入れる。それが高校ラグビーだ。
桐蔭学園 藤原秀之監督
「今日は15人でディフェンスして、アタックもして桐蔭らしいラグビーができた。今の3年生は2年時の夏にオーストラリアへ遠征をしている。スーパーラグビーなどから練習に対する姿勢など多くのことを学んできた。
今年のチームはただディフェンスをやるのではなく、60分間攻め続けられるように。大きいメンバーが、走ってつなげるように。そういうラグビーを出来るようにしようとしてきた。」
文:前田寛文 @MaechanYK
写真: @mihorobot
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