第93回全国高等学校ラグビーフットボール大会(以下高校ラグビー大会)も準決勝。第1試合は大阪府第1地区代表東海大仰星と福岡県代表東福岡。
2年前の決勝戦、東福岡か3連覇を達成した時と同じ組み合わせ。東海大仰星はあの時の雪辱を果たせるか、東福岡は再び常勝軍団として君臨することが出来るのか注目されました。
結果は東海大仰星が27対12で勝利。雪辱を果たすとともに、決勝戦に向けて最高のパフォーマンスを発揮出来ました。
弾け飛ぶような動き。攻めに転じた時の「バチン!」と音が聞こえそうな、躍動感。東海大仰星は序盤より集散の早さで東福岡の優位に立ちます。加えて、FW戦でも圧倒。
6分に10山田のグラバーから14小原が右隅にトライすると、13分にはラインアウトからモールで押し込み4西野がトライとBK・FW両方で得点を重ね、東福岡にプレイをさせません。15−0で折り返します。
しかし、さすが東福岡、後半は立て直します。後半9分にトライを許すも、ボールを動かし仰星のディフェンスを徐々に崩していきます。突破できる穴を探っていきます。
13分、ついに東福岡のトライが生まれます。ゴールライン直前のラックから、5金子がサイドアタックでトライ。さらに16分、ハーフウェイライン付近からBKで展開。最後は11岩佐が中央へトライし、20−12。8点差。
残り14分。まだ行ける。まだ行けるぞヒガシ!
とスタンドから歓声が起こります。
しかし、23分。仰星が攻めに転じ、一気にゴールライン前へ。ラックから2北林がサイドアタックでトライ!27−12。15点差、残り7分。大きくガッツポーズする仰星、うなだれる東福岡。
そのまま試合終了し、仰星が3度目の全国制覇へ向けて決勝進出。スタンドの期待に応える、熱い戦いでした!
文:前田寛文 @MaechanYK
写真: @mihorobot
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