強いライナーズが帰ってきた!NTTコムにライナーズ魂を見せつけ勝利
2014年1月18日(土)、近鉄ライナーズはトップリーグ2ndステージ最終節、対NTTコミュニケーションズ(以下NTTコム)戦を近鉄花園ラグビー場で行い、38対14で勝利しました。今季最高のパフォーマンスでリーグ最終戦を締めくくり、グループB2位、全体の10位で日本選手権出場を賭けたワイルドカードトーナメントに進出します。
前節のクボタ戦でふがいない敗戦を喫したことから、今節敗北すると入れ替え戦に回ることが濃厚となっていたライナーズ。しかもチームの支柱であり、今季全試合をSO(スタンドオフ)で出場してきた重光が怪我による欠場で、まさに正念場の一戦でした。
15高のキックオフから始まった試合は、序盤からライナーズが積極的に攻めていきます。FWで相手ディフェンスを引きずり素早くBKにボールを供給する様は「今日はいける!」と確信させるに十分な動きでした。
そのリズムをNTTコムの5アイザック・ロスに読まれていました。小気味よく回した重光の代わりにSOに入った10坂本のパスを、インターセプトされそのままトライに。0−7と前半3分で先制されてしまいます。
しかし今日のライナーズはひと味違います。追う立場になっても全く攻める姿勢が緩みません。前半7分、強いアタックでゴールライン間際まで迫るとフェイズを重ねて最後は6トンプソンがトライ!15高のコンバージョンも決まって7−7。早々に追いつきます。
ライナーズファンからの「もう一本!もう一本!!」の声に後押しされ、17分には相手のミスにつけ込んで連続攻撃。最後は10坂本のステップでトライを上げ14−7とリードを奪いました。
その後もライナーズペースで試合が進み、33分にも5松岡がトライを上げて21−7で前半終了。応援クラブの旗振りオヤジさんも「強いライナーズが帰ってきたで!」とごきげんでした。
後半もライナーズペース。後半開始早々の2分には、13フェアバンクス、15高の絶妙なパスワークでゲインし、最後は14南藤がトライ!28−7とリードを広げます。
ハーフタイムで修正してきたNTTコムに攻め入られるシーンも有りましたが、ライナーズディフェンスは要所で前に出て、相手のアタックラインをどんどん下げていきます。
逆に23分にハーフウェーライン付近で8佐藤がディフェンスのギャップを突いてビッグゲインすると、サポートについていた途中出場リコ・ギアへパスし、トライを上げて35−7。残り20分を切ってで28点差と、ほぼ安全圏へと入ります。
25分にNTTコム15カラウリアヘンリーにトライを許しますが、ライナーズもその後PGを決めて38−14で試合終了。
ライナーズのアタックがNTTコムに何もさせず、圧勝しました。
トップリーグ10位となったライナーズは、ワイルドカードトーナメントに進出。7位のチームと2月1日または2日に対戦することになります。
レギュラーシーズン最終戦を最高の形で終えたライナーズ。目指せ日本一!日本選手権で、神戸製鋼を、パナソニックを、東芝を、サントリーを破る姿が見られることを信じているぞ!
文・写真:前田寛文 @MaechanYK
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