7月4日(土)、リコー総合グラウンド(東京都)にて近鉄ライナーズ対リコーブラックラムズの第40回定期戦が行われました。悪天候の中での対戦でしたが、40-24で近鉄が勝利。

今年で40回目となる定期戦。ファーストジャージで挑みます。
前半開始早々攻めるリコーに対し、近鉄は流れを読み丁寧にディフェンス。早めに相手の視界に入り、前に出させません。

常に相手の前へ出るディフェンスが光る!
近鉄にボールが渡ると、前半4分左ライン際で12ウィンターステインが粘りトライライン直前まで前進。倒れながら13吉川にパスをつなぎ、先制トライを奪います。
前半14分にはスクラム最後尾にいた8田淵がボールを拾い、後ろから走りこんできた15テイラーへパス。鮮やかにトライが決まります。

トライへと向かうテイラー選手。
さらに前半22分、ラインアウトがやや乱れるも、近鉄がボールを保持。バックス陣の素早いパス回しで15テイラーから14田中へつなぎ、3本目のトライ。
その後両チーム1トライずつ決め、26-5に。スクラム・接点ともに近鉄が上回り、ペースをつかんだまま前半が終了します。

果敢にアタックする松岡選手。

相手を引きずりながら前へ進む田中選手。
いい流れで迎えた後半でしたが、雨の中疲れが見え始めます。
後半10分、リコーが隙をついて攻め入りトライ。近鉄はノックオン、ラインアウトのミスなどプレーに乱れが出ます。しかし後半14分、ラインアウトからバックス陣でパスをつなぐとリコーディフェンスに偏りが。外で待っていた2樫本にボールが渡ると、タックルを2つ弾き飛ばしてトライ。これで流れを再び引き戻し突き放したいところでしたが、両チームとも決定打のないまま時間が経過します。

豪快なランを見せた樫本選手。
再び試合が動いたのは後半35分。スクラムで相手を押し込み、ゴール前へ迫ります。21福地がボールを出し、そのまま後ろから回り込んできた14田中がダメ押しのトライ。40-10とします。
試合終了間際にリコーが2トライを決め、40-24になったところで試合終了。近鉄が逃げ切り勝利しました。

フォワード一体となり、ゴール前へ。
「ドコモ戦の内容が悪かっただけに、勝てたのは大きいです。後半、相手にトライを許してしまいました。反撃する気がなくなるまで徹底的に攻めるようにしなければ」と前田監督。前半のテンポ良い展開をリーグ戦でも発揮できるよう、がんばれライナーズ!
【週ひがMVP】14 田中優介選手 (WTB)
今回の週ひがMVPは田中優介選手。ボールが来る位置を正確に把握し、勝利につながる2トライを決めました。 「フォワードがスクラムでがんばってくれたので、ボールをもらえてうまくトライにつながりました」と田中選手。次回もよろしくお願いします!
文:@mihorobot 写真:M.Yamaguchi
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