2020年9月27日(日)、JFL(日本フットボールリーグ)第22節が行われ、FC大阪はアウェイでいわきFCと対戦しました。
結果は2-3で敗戦し、リーグ戦2連敗。現在の順位は6位です。
いわきFCは今年JFLに昇格したチーム。しかし、すでにホームタウンが決定しており、J3リーグに参入するための条件の1つ「Jリーグ百年構想クラブ」も保有しています。
そのため、今年4位以内に入ればJ3に参入できるのです。
順位も、FC大阪が5位でいわきFCが6位。絶対に勝たなければいけない相手でした。
前半の主導権を握ったのはFC大阪。
「入りはすごく良かった。ただ、今の課題は波に乗っているうちに点を取りきれないこと」と塚原真也監督。
開始早々から攻め上がり、積極的にシュートを打ちます。しかし、どのシュートもキーパーに阻まれたり、枠の外に。
失点したのは前半7分。全体的に攻め上がっていたところで、カウンターを食らってしまいます。
ハーフウェイライン付近でボールを奪われると、右サイドへスルーパス。
このボールがいわきFCのMF金大生に渡り、金がゴール前へ早いセンタリングを出します。
これにFW岩渕弘人が合わせて、先制点を献上。
FC大阪は前半だけで11本のシュートを放ちますが、得点を奪うことはできません。
前半はこのまま0-1で折り返します。
メンバー変更なしで後半へ。
「失点時間が早かったので。このメンバーのままいって同点に追いつけたら、2点め、3点めと取れるんじゃないかと」(塚原監督)。
早く同点に追いつきたいFC大阪でしたが、アクシデントが起こります。
後半6分、FW木匠貴大になんとレッドカードが。
フォーメーションを3-4-3から、守備型の4-4-1に変更。1点を追う状況で苦しい展開になります。
10人で守備、攻撃を行うので、徐々に疲労の色が。
後半17分、パスで崩されゴール前まで攻め込まれます。
そして、ゴール前でFW鈴木翔大(いわきFC)にシュートを打たれ、一度はGK永井文也がビッグセーブ。しかし、その弾いたボールを岩渕(いわきFC)に右隅に決められてしまい、0-2に。
これまで無得点に終わったことがないFC大阪はここから反撃。
後半32分、ゴール前で得たフリーキックから、DF岩本知幸キャプテンがヘディングシュート。これが決まってセットプレーから1点を返します。
しかし、さらに追加点をと前のめりになったところから1失点し、1-3と再び離されてしまいます。
それでも諦めないのが今年のFC大阪。
試合終了間際の後半45分に、途中出場のMF久保田駿斗が1点返し、2-3に。
しかし反撃もここまで。最後まで10人で戦い抜きましたが、その後は得点ならず。
2-3で敗れ今季初の連敗となりました。
点差で見ると1点ですが、今日は「フィジカル」に大きく差が。
FC大阪はフィジカルは強く、あまり当たり負けすることはありません。
しかし今日の試合では、ゴール前でFWが倒れてしまったり、高さのあるボールを競り負けたりするシーンが多く見られました。
J3に上がれば、恐らくほとんどのチームがFC大阪よりもフィジカルが強いはず。
得点力があることは分かっています。今後はフィジカルをより強化することも求められるでしょう。
また、今日の試合では全体的に体が重そうだったのが印象的。
普段であれば見受けられないクリアミスなど、あわや失点というシーンもありました。
もしかすると、フィジカル負けしたダメージや10人で戦った体力的な問題かもしれません。
実力的にはHonda FCと引き分ける力は持っているんです。あのHonda戦の「絶対にJ3リーグに行くんだ!」という闘志を、次節以降見せてほしいです。
次節は10月3日(日)13:00K.O.、ホーム・服部緑地陸上競技場でFCマルヤス岡崎と対戦。次節以降はチケットを購入すれば誰でも会場に応援に行くことができます。連敗を止めるためにはみなさんの応援の力も必要です。感染症対策をして、スタジアムへ!
インタビュー動画版
■FC大阪公式ホームページ:FC大阪公式ウェブサイト
■公式記録:JFL公式
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