2020年10月3日(土)、JFL(日本フットボールリーグ)第23節が行われ、FC大阪はホームでFCマルヤス岡崎(以下、岡崎)と対戦しました。
結果は0-0の引き分け。連敗は2で止まりましたが、今季初の無得点。現在の順位は8位です。
JFLは16チームが所属し、総当りでホーム&アウェイでそれぞれ試合を行うので、本来であれば年間30試合戦います。
今年は、コロナの影響でその半分に。今節が後半のスタートでした。
開幕から3連勝と勢いに乗り、一時は首位に。しかし、その後は連敗などもあり、3勝3敗1分で前節を終えて6位でした。
J3リーグに参入するには必ず4位以内に入る必要があります。
前節を終えて首位・Honda FCとの勝点差は5。4位との差は2のため、今日は何がなんでも勝たなければいけない試合でした。
「最近の試合では失点が続いて敗戦、連敗となっている。そのため、前線に横野を入れることによって守備力を強化した」と塚原真也監督。
前節のいわきFC戦では3失点、前々節の東京武蔵野シティFC戦では2失点。先制点を与えることも多く、守備に課題がありました。
そこで今節では、DF池永航がケガで抜けてからセンターバックを担ってきたDF岩本知幸キャプテンを右サイドバックに。
ほぼ毎試合スタメンのエース・FW川西誠に代え、FW横野純貴をスタメンにし、変化をつけました。
横野は相手のコーナーキックのシュートを防いだり、FC大阪のゴール前まで戻って守備で貢献。
課題であった失点を防ぐことはできました。特に後半は相手のシュートは1本のみ。
しかし、今日は今季初の無得点。
1番のチャンスは後半5分でした。
右サイドからのフリーキックのボールをゴール前でMF齊藤隆成がヘディングでつなぎ、最後は横野がシュート。
ゴールネットを揺らし先制点かと思われましたが、惜しくもオフサイドでした。
セットプレーからのチャンスは多くありましたが、完全に岡崎を崩すことはできず。
その要因として、「今日は全体的にビルドアップが遅かった」と塚原監督。
FWまでボールが渡っても、全体の押し上げが遅いのでシュートしか選択肢がなくなってしまいます。
良いときのFC大阪はFWにボールが渡ったあと、一旦MFにボールを預け、センタリングや細かいパスでゴール前まで攻め込みます。
今日は得点を奪いたい焦りからか、ゴール前に選手が揃っていないのにセンタリングを上げてしまったりと、もったいないシーンが目立ちました。
そんななか、後半途中から川西、FW塚田卓、MF久保田駿斗と、攻撃的な選手を投入。
チャンスは作り出しますが、やはり孤立してしまうことが多く、得点には至りませんでした。
結局両チームともスコアレス。勝点1を分け合う形になりました。
J3リーグ参入に向け、いよいよ追い込まれてきたFC大阪。
ただ、まだ可能性が0になってわけではありません。
塚原監督は試合後、「勝てませんでしたが、ポジティブな引き分け」と話しました。
リーグ後半戦、どのように修正して上位に浮上するのか、注目していきましょう。
連敗、そして4試合連続での失点がようやくストップ。
次節は10月11日(日)アウェイ・串間市総合運動公園陸上競技場でテゲバジャーロ宮崎と対戦します。
テゲバジャーロ宮崎も同じくJリーグ百年構想クラブを所有するチームで、現在3位。
勝点差は3なので、次節は必ず勝利が求められます。
ここまできたら、残りを全勝するつもりで戦ってくれ!次節は勝利を!
インタビュー動画版
■FC大阪公式ホームページ:FC大阪公式ウェブサイト
■公式記録:JFL公式
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。