天理大学、優勝おめでとう！
関西大学ラグビーAリーグを、野次馬心たっぷりで総ざらい！
11月29日(日)宝が池球技場にて順位決定戦が行われ、天理大学が5年連続12回目の優勝を手にしました。
今回はもう「天理優勝」の四文字ですべて片付いちゃいますが、安心してください。野次馬心たっぷりで2試合分おさらいしていきます。

行われたのは3・4位決定戦と、関西優勝を争う1位・2位決定戦の2試合。3位以内のチームが大学選手権出場となります。
キーワードは「まだまだ天理は関西最強の座を譲らんな〜、京産のFWは戦車」です。

おめでとう天理大！俺たちを越えてみせろ！的な1枚。

■これが俺たちの泥臭プレーだ！京都産業のFW陣はゴツい戦車でした
関西学院大学 21-28 京都産業大学

カラークラッシュする両校。京産は赤、関学は水色のセカンドジャージで挑んだ。

ゴッリゴリのパワープレーはまさに戦車！ぼくたちの見たかった、「関西のFWといえば京産」を体現してくれました。
前半10分、関西学院がボールをつないでSO呉嶺太の華麗でシュッとした飛び込みトライで先制したかと思うと、一気に火が着いた京都産業。「泥臭いプレーってやつを見せてやらぁ！」と言わんばかりの勢いで、16分ラインアウトからFWの体当たりでトライ。38分にもスクラムからトライを取り、らしさを存分に見せてくれました。決してトリッキーではないけれど、シュッとしてはないけれど、少しずつ確実に前進するその様は戦車。
一方リーグ戦では近畿大・摂南大をバッタバッタとなぎ倒してきた関西学院。ここまでやや苦戦しながらもリーグ2位で終えた印象の京都産業とは、かなり良い勝負をするのでは…とほのかな思いを抱いていましたが、ラインアウトの足並みがそろわず無念の敗退に。
後半は互いに2トライずつあげましたが、1本の差は大きかった。3位に京都産業、4位に関西学院で決着。大学選手権へ駒を進めたのは京都産業でした。おめでとう京都産業！

■天理が圧倒的勝利　同志社は大学選手権にご期待ください
天理大学54-21同志社大学

天理1谷口のゲイン。ハーフラインからゴール付近までかなりの距離を走った！

う〜む今年も強かった。
見たい試合No.1の一戦が、優勝決定戦で実現。
タレント集団同志社は数多くのOBの期待を背負い、リーグ戦で立命館・京都産業を各個撃破。特に京都産業戦は54-19と圧倒し、「今年、同志社強いな」と関西優勝への道筋が見えてきていました。
しかし、やはり、天理は強かった！合計8トライをあげ、一度も追いつかれることなく危なげのない勝利となりました。
驚いたのはアタックのバリエーション。FWでトライ、外にまわしてトライは当たり前。
前半15分のトライにつながった1谷口のゲインに、後半5分一番外にいた2佐藤のトライ。いや、なんで2番がそんなところにいるの!?恐れ入りました。
天理のあまりの無双っぷりに良いところが見えにくくなってしまった同志社ですが、最後まで諦めず、後半43分には18栗原が意地のトライをあげ歓喜しました。親子2代のキャプテン・6中尾をはじめ9人羅、13稲吉などまだまだ可能性にあふれたメンバーが何かを成し遂げてくれそう。そんな期待をこめ、同志社よ大学選手権で躍動あれ！
そして1位通過で自信をつけて選手権に挑むは天理。前年度は「秩父宮の空気が味方しなかった」と言っても過言ではありません。それくらいアウェイな場所で準決勝でした。今シーズンは臆することなく、今日のようなプレーを見せてくれ。
関西全チームの気持ちを乗せて、押せ押せ天理！

大学選手権に出場を決めた3校 天理・同志社・京都産業は、以下の試合を戦うことになります。
12月13日(日)11:30K.O. 　京都産業(関西大学Aリーグ3位) VS 関東大学対抗戦Ａグループ３位　@花園
12月13日(日)14:00K.O. 　同志社(関西大学Aリーグ2位) VS 関東大学対抗戦Ａグループ4位　@花園
12月19日(土)14:00K.O.　天理大学(関西大学Aリーグ1位) VS【関東大学対抗戦Ａグループ5位VS関東大学リーグ戦１部2位の勝者】　@花園

ここまで来たら関西は一枚岩。「チーム関西」の活躍を願って、声援を！