お盆まっただ中の8月15日(土)、花園ラグビー場にて近鉄ライナーズ対ヤクルトレビンズのオープン戦。この日はベテランから新人まで、幅広い層の選手が試合に臨みました。
ジリジリと太陽が照りつける16時、キックオフ。開始2分、ヤクルトは近鉄のミスから隙をつき、いきなり先制トライを奪います。「まさか!」と誰もが思うトライを決められ、開始早々近鉄は嫌なムードに。
しかし前半9分、スクラムからつないだボールを13ウィンターステインが15テイラーにパスしてトライ。そこから勢いを取り戻し、さらに1トライ重ねます。前半14分には15テイラーが相手陣深く蹴ったボールを、自ら取って独走トライするファインプレー。

独走トライを決めるテイラー選手。
15テイラーを中心に攻め続ける近鉄。13ウィンターステインのアタックや10高の素早いステップなど、中心選手の活躍が光ります。
前半で8本もの連続トライを奪い、54-5で前半が終了。

相手選手を抜き、前へと進むウィンターステイン選手。

前半のキックは高選手。後半は三原選手でした。

スクラムは終始近鉄が圧倒。
後半はメンバーをガラリとチェンジし、若手中心に。後半8分にもトライを決めた15テイラーがベンチに下がると、そこからはパスをつなぐプレー。後半15分に1本奪われますが、直後に2永下がトライ。
さらに後半21分には1豊田が走りこんでトライを決め、すぐに自分たちのテンポに戻します。

ステップを切って相手のタックルをかわそうとする永下選手。

バックスのように走り、トライを奪いに行く豊田選手。
ヤクルトはディフェンスに追われ、攻撃するチャンスをつかめないまま近鉄に得点を重ねられます。
結局、後半は6本のトライをあげ92-10で近鉄の圧勝。ベテランから若手まで、近鉄一丸となった強化試合となりました。

天満選手からパスを受ける佐藤選手。このまま最後のトライへ。
ただ、快勝の後でも前田監督は渋い顔。「出だしの単純なミスで、トライを奪われてしまいました。やらなきゃいけないところでのミスは、なくしていかなければ。」
今後に関しては、「プレシーズンリーグに向け、チーム全体の底上げをしていくことが課題。チーム46人全員誰が出場してもいいように、しっかりと積み上げていきます」と「オール近鉄」でプレシーズンに挑むことを語ってくれました。
【週ひがMVP】15 アンドレ・テイラー (FB)
今週のMVPは、前後半で5本のトライをあげたアンドレ・テイラー選手。「一番うまくいったトライは、ディフェンスからターンオーバーして、矢次選手からパスを受けて取った前半35分のトライ。独走トライも気持ちいいけど、チームとしてのトライをしていきたいね!」と語ってくださいました。
次回はプレシーズンリーグ。9/5(土)ヤンマースタジアム長居にて、サントリーサンゴリアス戦です。次回も近鉄ライナーズの活躍をお楽しみに!
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。