知ったか高校ラグビーレポート② 〜東大阪の中の花園〜

   

空前のラグビーブームの中で開催される、はじめての高校ラグビー大会。2日目の28日(月)は1回戦の14試合が行われました。

週刊ひがしおおさかでは、全試合を戦評と写真付きでレポート!同時に”その日の出来事”と題し、早わかり高校ラグビーガイドをお送りします。

大会2日目(12月28日)の出来事

・静岡聖光が倉吉北を相手に100点ゲーム。
・注目カードの筑紫対東京朝鮮は、筑紫が逆転トライを決め勝利を収めた。
・東大阪市英田中出身のレフリー、山本篤志さんが筑紫対東京朝鮮で高校ラグビー大会デビュー。
・東大阪の地ソース、星トンボソースを使った焼きそばが人気。500円

山本レフリー、高校ラグビー大会デビュー

全試合レポート

第1グラウンド

土佐塾12-44明和県央
前半、安定したセットプレーを起点に4トライを上げてゲームの主導権を握った明和県央。後半ディフェンスに粘りが出てきた土佐塾に反撃されるも、危なげなく勝利。土佐塾は攻める時間が少なく、2トライ返すのがやっとだった。

筑紫26-19東京朝鮮
双方の大応援団が見守る中行われたこの日最も注目される試合。開始早々東京朝鮮がモールでトライを奪うと、筑紫が取り返す。シンビンで東京朝鮮が2人少ない中、筑紫は2トライをあげ突き放すが、後半19分、ついに東京朝鮮が追いつく。残り4分、筑紫がモールでトライを決め、これが決勝点となった。

関西学院18-7茗溪学園
両チーム高いディフェンス力で拮抗した試合だった。11-0と関西学院リードで迎えた16分、茗溪が21三輪のトライで詰め寄るとスタンドは最高潮。関西学院は密集サイドのアタックにこだわり、茗溪ディフェンスを少しずつ減らしていく。最後は13金森のトライ。白熱したナイスゲームだった。

長崎北陽台42-12函館ラサール
常連校の長崎北陽台に挑むのは、初出場の函館ラサール。前半8分、函館ラサールがPGでの先制のチャンスを逃すと、流れは長崎北陽台へ。安定したラックやモールで圧力をかけて着実にトライを重ねる。函館ラサールもBKのスピードで対抗するが2トライを返すのがやっとだった。


第2グラウンド

高松北0-68関商工
関商工が接点で圧倒。高松北は何もできずトライを許していく。ラックから整備されたアタックで、何度もゴールラインを割った関商工が10トライで圧勝した。

大分舞鶴43-20岡谷工
強いFWを要する岡谷工。対する大分舞鶴は早いディフェンスで対抗する。序盤は一進一退だったが、前半終了間際、大分舞鶴がラインアウトを起点に立て続けにトライを取る。後半も大分舞鶴がリードを守りきり、2回戦に駒を進めた。

つるぎ45-12若狭
接点で優位に立ったつるぎは、ラックからサイドを8佐藤、9大館が自由に動かし各所で若狭を圧倒。7トライの猛攻だった。若狭も後半テンポアップしてよく攻めたが、FWの差を克服することはできなかった。

倉吉北0-105静岡聖光学院
静岡聖光が、全てに渡り圧倒した。ボールを持てばトライを上げる展開に、倉吉北は徐々に戦意を消失。後半途中からはディフェンスもままならず、100点ゲームとなった。

萩商工7-25黒沢尻工
黒沢尻工がBKのキックを有効に使って萩商工を下した。エリアマネジメントも巧みで、終盤にはPGで小刻みにスコアするなどゲーム巧者ぶりを発揮。萩商工もよく攻めたが、ディフェンスラインを突破できなかった。


第3グラウンド

広島工3-68秋田中央
希望枠での出場となった広島工と2年連続出場の秋田中央が対戦。広島工が果敢に攻めるも、秋田中央のディフェンスは突き崩せず。逆に相手の隙を突いて一気に攻める秋田中央。前後半通じて、すべてで上回る秋田中央がしっかりと勝ち星を上げた。

コザ19-38日川
前回大会快進撃を見せたコザが花園常連校・日川に挑む。敵陣に幾度と無く攻めこむコザだったが、ペナルティで攻め切れない。対する日川は自陣からパスラグビーでよく攻め前半で19-5トリードする。後半早々2トライをあげコザが追いつくが、日川はBKにリズムが戻り再び突き放す。

京都成章34-7日本航空石川
影の優勝候補とも言われる京都成章が登場。日本航空石川は留学生を軸に対抗するが、キックパスなど洗練されたアタックの京都成章を前にディフェンスが追いつかない。留学生もタックルで止められ、万事休す。危なげなく京都成章が勝利した。

鹿児島実7-64朝明
ともに花園常連校。前半7分、自陣でのこぼれ球をターンオーバした朝明は、一気に走りきってトライを上げペースを掴む。その後10分、20分、22分と立て続けにトライを重ね、9トライの猛攻。鹿児島実を1トライに抑えて快勝した。

光泉13-10東海大相模
FWのパワープレーで攻める東海大相模と、硬いディフェンスで対抗する光泉。1トライずつ上げて後半20分、光泉が1つめのPGを決めて10-10の同点とする。光泉の決勝点は、引き分け・抽選がよぎった30分のPG。決まると同時に、試合終了の笛がなった。

 

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編集長 前田

編集長 前田東大阪探検隊隊長・編集長

投稿者プロフィール

特定非営利活動法人週刊ひがしおおさか代表編集長兼東大阪探検隊隊長。
ふとした思いつきからはじめたWEBサイトが、13年。
これからは地域に嵐を呼びます。覚悟しろ!

好きなモノ:花園近鉄ライナーズ、阪神タイガース、競馬、ゲーム、プラモデル、楽でお金になる仕事。
嫌いなモノ:愛、本物

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