大ヒット少女漫画「ちはやふる」で注目を浴びている競技かるた。
細かいルールはともあれ、百人一首を「パシーン!」と勢いよく取りにいく競技だったはず…と、にわか知識な記者。
聞くところによると、「かるたはスポーツ」だそうで。なんとなく想像できる気もするけど、一体どのへんがスポーツなのか疑問が湧いてきました。
東大阪でも競技かるたの大会が開催されているという情報をキャッチし、調査してきました!
2月14日(日)、額田・東山会館にて行われた「平成27年度 東大阪市子ども会かるた大会」。約30年続く大会です。東大阪市の子ども会に所属する小学1~6年生が上級・初級に分かれ、計6チームが参加しました。
開会式では前年度優勝トロフィーの返還や、選手宣誓が行われます。高く手を挙げ、会場いっぱいに響き渡る元気な声に、すでにスポーツらしさを感じる…!
開会式が終わると競技の時間。自陣から持ち札が早く無くなった方が勝ちです。
競技者は持ち札を畳に並べ、7分間の暗記タイムに入ります。シン…と静かかと思いきや、チームで作戦を練りながら、どの場所にどの句があるか、じっくり見つめます。
さらに、まるで野球の素振りのように、サッサッと札近くに手を動かすしぐさまで。
暗記時間が終了し、いよいよ対戦です。「お願いします、お願いします、お願いします!」と読み手、審判、対戦相手にこれまた大きな声であいさつ。
「ファイト~!」とコールで気合いを入れるチームも。うおお…なんかもう、めちゃくちゃスポーツっぽい!
対戦が始まると、詠み手が上の句を詠み始める数秒前、一気に集中します。
そして、上の句が詠み始められると…パシーン!!
札を取れたら「ナイスー!」お手つきや相手に取られてしまった時は「ドンマーイ!」と声を掛け合う選手たち。
激闘の末、上級は宝箱(ほうそう)Aチーム、初級はわかばこども会が優勝。
選手たちからは「楽しかった!」と笑顔がこぼれるほか、「今日のできは43点」とストイックな声も聞こえました。
各優勝・準優勝は以下のとおり。
上級
優勝 宝箱(ほうそう)かるた部 Aチーム
準優勝 ひかりA
初級
優勝 わかば子供会
準優勝 宝箱(ほうそう)かるた部 Bチーム
素振り、一瞬の集中力、チームの掛け声…う~ん、スポーツと言われる所以がわかった気がします。
日本文化とスポーツの両方が楽しめる、ハイブリットな競技…といっても過言ではない、スポ根ど真ん中の青春競技。東大阪には伝統のあるかるた会もあるそう。興味が沸いたら「東大阪かるた会」の門を叩いてみるのもいいかも??
■平成27年度東大阪市こども会かるた大会
主催:東大阪市子ども会育成連絡協議会
日時:2月14日(日)
会場:東山会館(東大阪市南荘町14-6)
■東大阪かるた会
お問い合わせ 080-2402-8109 (西川)
かるたに興味をお持ちの方は上記お問い合わせ先まで!
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