【FC大阪】奈良クラブとの「生駒山ダービー」はスコアレスドロー 通算対戦成績は6勝6分6敗に

   

東大阪市をホームタウンとするFC大阪。2024年6月2日(日)、2024明治安田J3リーグ第15節が行われ、ホーム・東大阪市花園ラグビー場にて奈良クラブと対戦しました。結果は0-0のスコアレスドロー。5試合連続で勝利から遠ざかっています(3分2敗)。

試合終了後、ゴール裏のサポーターにあいさつする選手たち。

FC大阪のホームタウンは東大阪市、奈良クラブのホームタウンは奈良市や生駒郡三郷町を中心とする奈良県全県。生駒山を挟んで隣ということから「生駒山ダービー」と呼ばれています。このダービーは地域リーグ時代から続き、データが残っているJFL(日本フットボールリーグ/J3の1つ下のリーグ)時代からの対戦成績を見ると…。

6勝5分6敗と五分。どちらが勝ち越すかに注目が集まります。

ゴール裏のサポーターたちもいつも以上に声を出して選手を後押しします。

またこの試合の前、FC大阪は「5,000人を花園に」と銘打って布施駅等で試合のチラシを配布したりして集客に努めました。その結果なんと、今季最多の6,459人が花園に。試合前の噴水広場も大いに盛り上がっていました。

人!人!人!でした。

試合はFC大阪ボールでキックオフ。
「相手は後半に落ちてくるというデータがあった。コイントスで勝ってあえて(前半)風下を選び、後半に勢いを持って入ろうと話しました」と、この試合で今季初スタメンとなったDF坂本修佑。

坂本がCBに入ることで、守備はより安定感を増した。今季リーグ戦初出場。

この日は風がかなり強くロングボールが押し戻される場面もありましたが、前半から主導権を握ったのはFC大阪でした。

まずは前半12分、ペナルティーエリア内でDF林田魁斗がシュートを打つも、ここは相手DFにブロックされます。さらに前半15分には坂本がセンタリングに合わせてヘディングシュートを打つも相手GK正面と惜しい当たりを放ちますが得点とはなりません。その後もチャンスは作るもののなかなか決定機は作り出せず前半は0-0で折り返します。

ハーフタイムには、MBSの「KICK OFF KANSAI」というサッカー番組でMCを務める元日本代表の大久保嘉人さんが登場。

風下の後半。開始直後からFC大阪が攻勢を強ますが、相手の好守もあってなかなか試合は動きません。
先制点が欲しいFC大阪は後半20分、FW島田拓海を投入します。

「リザーブから入るときは試合に出るまでの間に相手のウィークポイントなどを分析するようにしています。あの場面もずっと狙っていました」と島田。

後半25分、FW増田隼司のスルーパスに島田が抜け出し相手GKと1対1に。絶好のシーンでしたが、相手GKに止められてしまい得点とはなりません。

「良いタイミングで抜け出せたので決めきりたかった」と島田。2020年までは奈良クラブに所属していた。

映像はこちら↓

この日スタジアムが1番沸いたのは後半アディショナルタイムでした。MF堤奏一郎のセンタリングにMF下澤悠太が強烈なシュートを放ちますが、これは惜しくもクロスバーを直撃。

後半は相手よりも4倍多い8本のシュートを打ちましたが、最後まで得点は奪えず。

GKがいないゴールにシュートを打つMF芳賀日陽。この場面も惜しかった。

今季最初の生駒山ダービーは0-0のスコアレスドローとなりました。通算対戦成績は6勝6分6敗です。

試合後に大嶽直人監督は、「ミドルシュートなどシュートは打てているが、最後の質や精度を上げなければ。ただ、相手のストロングポイントを上手く消しながら我々の目指している良い守備からの良い攻撃というのはできているし、成長している」と振り返ります。

試合中、身振り手振りで選手に声をかけていた大嶽監督。

次節は6月9日(日)14:00K.O.。アウェイ・Pikaraスタジアム(香川県)でカマタマーレ讃岐と対戦します。現在、5試合勝利から遠ざかっていて、4試合連続で得点がありません。大嶽監督が言うように、堅い守備からのカウンターで相手のゴール前まで攻め込む形はできています。あと少し。”ゴールを決める”という1番大切な部分をもう一度練習から磨いて、再びJ2リーグ昇格圏内に入ろう(現在は7位。上位2チームがJ2自動昇格。3位〜6位まではプレーオフに進む)。

この試合のハイライトはこちら↓

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ホッケー 梶間

ホッケー 梶間

投稿者プロフィール

山口県出身。
大学生のときに大阪にやってきました。
高校からホッケーを始め、現在もやっています。
なのでホッケー梶間です。
10chとYouTubeを見て生きています。
食べに行ったお店の中で1番カロリーが高そうなものをだいたい注文します。

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