東大阪市をホームタウンとするFC大阪は、2024年3月13日(水)ホーム・東大阪市花園ラグビー場にて、2024JリーグYBCルヴァンカップ1stステージ1回戦でJ2のいわきFCと対戦。0-2で敗戦し、1回戦敗退となりました。
同カップ戦は今季よりJ2(昨年まではJ1の18チーム+J1からJ2へ降格した2チームの20チームが参加)・J3チームも参加となり、Jリーグに所属する全60クラブが参加します。1回戦から3回戦までは負けたら終わりのトーナメント。1回戦ではJ2のいわきFCとの対戦になりました。
いわきとはJFL時代に3度対戦がありますが、FC大阪は一度も勝利していません。2021シーズン以来の対戦で、初の勝利を目指します。
3月はリーグ戦も含めると7試合あり、特に3月9日に行われた第3節vsツエーゲン金沢戦以降は4週間で6試合となかなかの過密日程。リーグ戦では開幕から3連勝と勢いに乗る中で、どのようなメンバーで挑むのか注目されました。
いわき戦のスターティングメンバーは金沢戦にスタメンで出ていた選手はおらず、11人のうち9人が今季加入の選手でうち4人がルーキー。若手中心のメンバー構成で挑みます。その中でゲームキャプテン(GC)を務めたDF坂本修佑は、昨季の第16節八戸戦以来の先発出場となりました。
リーグ戦3連勝の勢いのままにいくかと思われましたが、格上なことに加えフィジカルで勝る相手になかなか決定機を作ることができません。試合を通してのシュート本数はFC大阪が2本に対していわきは20本。自陣で我慢する時間が続きました。それでもこの試合でピンチを救ったのは今季初スタメンとなったGK山田晃士。好セーブを連発し得点を許しません。
一方のFC大阪はカウンターからチャンスを伺い、左サイドのMF堤奏一郎が駆け上がってチャンスを作りますが、堅守に阻まれて得点とはならず。0-0で試合を折り返します。
後半も守備が中心に。選手交代をしながら得点の機会を伺っていた中、71分、試合が動きます。敵陣でルーズボールになったところを相手に拾われると一気に自陣へ。クリアミスも重なりゴール前へセンタリングを許すと、最後はMF山口大輝が合わせて先制点を許してしまいます。この得点で勢いに乗ったいわきは87分にもセンタリングからFW近藤慶一が得点し、0-2に。
FC大阪も最後まで諦めずにゴールを目指しますが、後半のシュートは0本。ゴールが遠く、いわきから3年越しの勝利とはなりませんでした。また、この敗戦で今季4試合目にして初黒星に。
試合後に大嶽直人監督は、「悔しい結果だが、我々にとっては非常に楽しい試合だった。今季リーグ戦をどう戦っていくかという中で、非常に意味のあるゲームになった。若い選手にはプロの厳しさも伝わったと思うが、相手の特徴を消すいいプレーもしてくれた」と振り返ります。
またGCの坂本は、「負けてないシーンもあったが、トータルで見るとフィジカルで上回られてしまった。それが後半の失点につながったと思う」と悔しさを滲ませました。
FC大阪がJFL時代に苦しめられたいわきのフィジカルの強さは健在。FC大阪もJ3の中ではフィジカルが強いチームですが、いわきはさらにその上をいっていました。前半はなんとか戦えていましたが、坂本GCが話すように終盤になると疲れも出始め、足が止まってしまったところで失点。このリベンジは来年、J2に昇格してから果たしてもらいたいですね。
次戦は再びリーグ戦。第4節vsFC岐阜戦が3月16日(土)東大阪市花園ラグビー場で開催されます。13時キックオフ。リーグ戦は今季負けなし。開幕4連勝目指して、GO FC大阪。
この試合のハイライトはこちら↓
また、今シーズンのFC大阪のマッチデープログラム(MDP)を週刊ひがしおおさかが担当しています。WEB版ですので、試合前にぜひチェックを。
岐阜戦のMDPはこちら。
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